ハワイ島の冬の楽しみ方&おすすめのアクティビティ
目次
ハワイ島ってどんなところ
ハワイ島は大きいだけではなく、今もなお成長を続けていると言われています。
ハワイのほかの島々を全て合わせた面積の、2倍近くの大きさです。
ビッグアイランドという愛称がまさにぴったりな、スケールの大きさが特徴です。
見どころと言えば、世界で最も活発な活火山のひとつキラウエア、海底から測った高さが1万メートルを超える「世界最高峰」マウナケア、世界で最も巨大な山マウナロア、州最大のハワイ火山国立公園がこの島にあります。
ハワイ島への行き方
ハワイ島には日本からの直行便があります。
乗り換えもないので、海外旅行に不慣れな方や家族連れでもアクセスしやすいですね。
ハワイ島の主要な空港は、西岸のコナと北東のヒロの2カ所。
主要リゾートやホテルへのアクセスが良いのはコナ空港ですが、火山観光ならヒロ空港のほうが便利なので、目的に応じて決めましょう。
所要時間は、出発する空港によって異なりますが約8.5〜9時間程度です。
ヒロ空港へ向かう直行便はないのでご注意を。
オアフ島のホノルル空港を経由する必要があり、ヒロ空港までは約50分程度。
こちらはオアフ島とハワイ島の両方を楽しみたいという方におすすめのルートですね。
アクセスの良さもハワイ島が人気を集める理由のひとつです。
ハワイ島の冬ってどんな感じ?
常夏の島と呼ばれるハワイですが、夏と冬の2つの季節があります。
雨の少ない乾季(5~10月)が夏にあたり、比較的雨が多い雨季(11~4月)が冬にあたります。
雨季といっても一日中降ることはあまりなく、シャワーと呼ばれる朝夕などに降るにわか雨が中心です。
冬の天気・気温・水温・注意点
平均気温は25℃程度で、海水温度は平均23.3℃程度。
日中は気温も高く、ビーチで泳ぐことも可能ですが、波が高くなりやすいので要注意です。
日没後や早朝は気温が低くなり、15℃を下回ることもあります。
また、ビーチ付近は海風が吹くため、より肌寒く感じられることでしょう。
服装はTシャツと短パンに加えて、長袖のシャツやパーカー、ウインドブレーカーなど脱ぎ着しやすい「羽織りもの」を準備しておくと安心です。
冬に旅行するメリット
冬のハワイは、夏場に比べ気温が下がります。
実は、この低い気温こそが逆にメリットにもなります。
暑すぎず過ごしやすい気温が続くので、観光もしやすいのではないでしょうか。
避寒地としてもおすすめの場所です。
冬の楽しみ方
冬のハワイは過ごしやすい気候だけではありません。
冬場にしかできないアクティビティやイベントがあるのをご存知でしたか。
夏場とは異なる表情を見せてくれます。
夏と冬2回足を運べば、その違いが分かるはずです。
冬に楽しめるおすすめのアクティビティ
溶岩ツアーやヘリコプターなど、人気のアクティビティは冬場でもしっかりと楽しめます。
さらにはホエールウォッチングといった、冬場だけのアクティビティもありますよ。
冬におすすめのアクティビティをご紹介します。
溶岩ツアー
ハワイといえば世界遺産にも選ばれているキラウエアをはじめとした火山。
ここで見られる火山活動は印象的ですよね。
火山の魅力を楽しめる溶岩ツアーは冬でもしっかりと楽しむことができます。
おすすめポイント
タイミングが良ければドロドロと流れる溶岩が見られたり、溶岩の荒野を歩いたりすることもできます。
溶岩には2種類あり、ハワイ語でパホイホイ溶岩と、アア溶岩があるそうです。
パホイホイ溶岩は比較的滑らかで、ガラスの成分が含まれており、歩くとガラスが割れるような音がします。
一方、アア溶岩は、ゴツゴツとしており鉄分が多く含まれています。
溶岩ツアーはダイナミックで、ハワイ島らしい大自然を体感することができます。
ヘリコプター遊覧
心を奪われるような絶景を、思う存分楽しめるのがヘリコプター遊覧です。
ハワイの大自然を一気に見ることができる欲張りなアクティビティともいえますね。
ヘリコプターに乗るだけでもまたとない機会。
さらに絶景まで見られるなんて、これは参加しない手はありませんよね。
おすすめポイント
火山の火口や溶岩、絶壁の滝にかかる虹、熱帯雨林、街並みなどハワイ島上空から見るダイナミックな景色は、ヘリコプター遊覧ならでは。
スリリングな空中散歩をお楽しみください。
ホエールウォッチング
冬季限定のホエールウォッチングツアー。
夏の間は北極近辺でオキアミや小魚を食べて生活していますが、冬になるとハワイの暖かい海で子育てを行います。
そんなクジラの習性を利用して、ホエールウォッチングが楽しめるというわけです。
冬のハワイ島旅行では外したくないツアーですね。
おすすめポイント
テレビのような、水しぶきを立て海面をジャンプ(ブリーチング)する巨大なクジラの姿を生で見ることができます。
見られるのは体長約10メートルのザトウクジラ。
このダイナミックなクジラの姿を見ることができるのは、12月から4月中旬までとなっています。
乗馬
ハワイでアクティビティといえばマリンスポーツが有名ですが、乗馬も大自然を満喫できる人気アクティビティの一つです。
壮大な自然を体感する乗馬。
ハワイの風に吹かれ、海辺や森林を走る夢のような体験ができます。
おすすめポイント
乗馬というと難しいイメージがありますが、未経験から気軽に体験できるツアーもあります。
ハワイ島の各地に牧場があり、映画のロケ地にもなった人気スポットや、渓谷、海辺、森林などさまざまなロケーションのなか乗馬を楽しめます。
馬に乗りながら眺めるハワイの景色は、一味違うものになるはずです。
星空観賞
標高4,200メートルを超える休火山マウナケアの山頂からは、サンライズをはじめ、サンセットや夜空に輝く満天の星空を見ることができます。
おすすめポイント
空気が澄んで乾燥している山頂付近は、大気が安定しているため世界でも類を見ない星空観測に最適の場所と言われています。
日本のすばる望遠鏡をはじめ、世界各国の天文台が設置されています。
冬におすすめの観光スポット
夏場に比べて気温が下がるハワイ島。
温暖で過ごしやすくなるので、観光スポット巡りには最適のシーズンです。
観光スポットをたくさん巡って、ハワイの魅力を存分に感じましょう。
その中でも特におすすめの3スポットをご紹介します。
マウナケア山
冬になると山頂が白い雪に覆われることから、ハワイ語では白い山の意味を持つマウナケア山。
山の最高点のプウ・ヴェキウと呼ばれる場所は、同時にハワイ諸島の最高点でもあります。
しかも海底からの高さは、なんとエベレストを抜いて世界トップだそうです。
おすすめポイント
マウナケア山の見どころはなんといっても星空観賞。
山頂付近は風が強く大気の汚れを払拭してくれるため、星そのものの光を肉眼でとらえることができるそう。
地球上でもっとも多くの星を観察できるだけでなく、北極星と南十字星を同時に見ることもできるのです。
どの星座か区別がつかないほど夜空を埋めつくす満天の星は、天体観測が持つ面白さを遥かに超えた感動を与えてくれるはずです。
アクセス
マウナケア山は標高が4,205メートルもあり、道も未舗装でガードレールもないハードな状態が続きます。
レンタカーや自家用車で行くのは難易度が高く危険を伴うので、ツアーに申し込んで参加するのが無難でしょう。
年齢制限や体調によっては参加できないツアーもあるため、事前に確認してください。
冬場はハワイといえども氷点下まで冷え込むこともあります。
防寒着をしっかり準備して臨みましょう。
レインボー フォールズ
ヒロの街中を流れるワイルク川にはいくつもの滝が架かります。
なかでも大きな人気を呼んでいるのがレインボー・フォールズです。
滝のハワイ名をワイアーヌエヌエと言いますが、これには「水の中に見える虹」という意味があります。
おすすめポイント
朝の陽光が差すと、滝から舞い上がる水滴が日差しに反射して虹がかかることから、この名前がつけられたそうで、英名も同じ由来です。
滝を正面にして、自分の背後42度前後に太陽があるときに虹が出るといわれています。
ただし、虹が出るのは午前中のみなので注意が必要ですね。
レインボー・フォールズは、さまざまな物語が語り継がれており、半神マウイの母親である女神ヒナの神話が有名ではないでしょうか。
ここはハワイの歴史を知るうえでも、重要なスポットなのです。
アクセス
ヒロの町から車を10分ほど走らせた、ワイルク川州立公園内にあります。
駐車場からも近く、ハワイ島にある滝のなかでもアクセスしやすいのも人気の理由です。
駐車場の先に滝を眺める展望台があるほか、左手の階段を登った先からも滝を俯瞰することができます。
ヒロ周辺を観光する際には、ぜひ訪れておきたいですね。
ヒロ
ハワイ島の東側にあり、島内最大の都市であるヒロ。
実は雨が多く、降水量は1年間で約3,000ミリ以上になることもあるそうです。
ヒロはハワイ島のオールドタウンとしても知られ、ローカルな雰囲気が魅力ですね。
ヒロ湾に面したカメハメハ通り付近には、今でも昔ながらの街並みが残っています。
おすすめポイント
国家歴史登録財に指定されるなど、建築後100年以上経過した建物が多く、ハワイ島の歴史を垣間見ることができます。
青空に映えるピンクや青、赤などカラフルな街並みが印象的ですね。
また、カルチャー発信も盛んで、ギャラリーやショップ、レストランやカフェがたくさん並んでいます。
ハワイ島のカルチャーにふれるならヒロがおすすめです。
ほかにも新鮮な地元産フルーツや野菜、はちみつ、手作りの工芸品などが買える、ヒロ・ファーマーズマーケットは旅行者にも人気です。
アクセス
ヒロ空港を降りて車で約10分の距離に位置し、アクセス抜群です。
直行便のあるコナ空港からだと、約2時間で到着します。
コナからだとかなり距離があるので、プランを考える場合は要注意ですね。
冬におすすめのツアー3選
冬にハワイ島を訪れたなら、ぜひ参加していただきたいツアーを3つご紹介します。
ホエールウォッチングクルーズ
冬のハワイと言えば、ホエールウォッチングクルーズが人気です。雄大に泳ぐザトウクジラが見られます。
案内をしてくれるのは1981年からこのクルーズを続けているというベテランガイド。
クジラに遭遇できるベストスポットへ案内してくれます。
クジラに遭遇できない場合もあるそうですが、無料で再度乗船できるのでご安心を。
美しいコハラ・コーストを航海するこのクルーズは、午前の早めと遅めの2つのプランがあります。
マウナケア山頂 サンライズ&星空観測ツアー
宇宙に一番近い場所と言われているマウナケア山頂でサンライズ&星空観測ができるツアー。
ハワイ島マウナケア山麓で星空観測後、山頂にて日の出を堪能。
豊富な知識と経験を持ったガイドが天体望遠鏡も使用しながらご案内します。
目の前に広がる天の川や流れ星、地平線から昇る太陽など、感動の連続になること間違いなし。
宇宙の神秘をハワイ島で感じてみませんか。
キラウエア火山 ヘリコプター遊覧
キラウエア火山の火口や溶岩、絶壁の滝にかかる虹、ワイピオ渓谷、コハラ・コーストなどハワイ島上空から見られるダイナミックな自然を堪能できるツアーです。
ハワイ州認定のツアーガイドであるパイロットが、各エリアの見どころを丁寧に紹介してくれます。
機内は個別シートで、リムジンに乗っているかのような安定感のため、揺れが気になるという方でも安心して空中散歩を楽しめますよ。
まとめ
ここまで、冬のハワイ島の魅力を余すことなく紹介してきましたが、いかがでしょうか。
常夏の島のイメージという方がほとんどだったと思うのですが、実は夏と冬に分かれています。
海外では冬場でも温暖で過ごしやすいという理由から、多くの旅行客が訪れる人気スポットです。
日本でも多くの芸能人がハワイを避寒地として選んでいますよね。
しかも、ホエールウォッチングをはじめ、冬場にしか体験できないアクティビティやイベントが盛りだくさん。
年中楽しめるハワイ島を今年の旅行プランに入れてみてはいかがでしょうか。