ハワイ島 キラウエア火山ってどんなところ?絶対に訪れるべき火山の見どころや観光する際の注意点を徹底解説
目次
ビッグアイランドの愛称で
知られるハワイ島
人気の海外旅行先として、日本のみならず世界中の人々から人気を集めるハワイ。
ハワイというとホノルルのあるオアフ島のイメージですが、他にも魅力的な島がたくさんあります。
「ビッグ アイランド」の愛称で知られるハワイ島もそのひとつです。
ハワイ島ってどんなところ
ハワイ島は、火山の活動により海底から隆起して誕生しました。
ハワイ諸島の中でも最も若く、ほかの島々を全てあわせた面積よりも2倍近く大きい島です。
まさにビッグアイランドという愛称がぴったりの島です。
歴史的には1500年前にポリネシア人が最初に入植した場所として知られ、コナには古代ハワイの神殿跡も残っています。
ハワイ諸島を統一したカメハメハ大王の生誕地でもあります。
常夏の島と言われるだけあり、夏が30℃前後、冬は25℃前後と1年中温暖な気候です。
しかし、エリアによって気候が大きく異なるので、訪れる場所によっては注意が必要です。
ハワイ島への行き方
ハワイ島には主要な空港が2つあります。
東はヒロ国際空港、西にはエリソン・オニヅカ・コナ国際空港(コナ国際空港)です。
日本航空とハワイアン航空の2社はコナまでの直行便も運航しています。
気軽にハワイ島にアクセスできるので、家族連れや海外旅行初心者にも嬉しいですね。
便数が多く、リゾート地に近いのはコナですが、火山観光するならヒロのほうが便利です。
ヒロ国際空港へは、オアフ島のホノルルを経由して向かいましょう。
ハワイ島の魅力
ハワイ島には火山やビーチなどの自然、独特の発展を遂げた文化と、様々な魅力が詰まっています。
そんなハワイ島の魅力について詳しく見ていきましょう。
手付かずの壮大な大自然
広大なハワイ島は、オアフ島をはじめ他のハワイ諸島と比べて観光地化はされておらず、手付かずの自然が広がっています。
今も活動を続ける火山が生み出す溶岩の造形美や、爽やかな青が広がる海、
星空鑑賞のイメージを覆す星空のスケールなど、ハワイ島ならではの風景は訪れる人々を魅了します。
迫力満点の火山
ハワイ島の見どころの一つである火山。
島内には活火山が点在し、キラウエア火山は世界で最も盛んな活動を続ける火山の一つとしてハワイ唯一の世界遺産に登録されています。
またキラウエア火山は、火山の女神ペレが住むハワイ島随一のパワースポットとしても知られ、
エネルギッシュなパワーに満ち溢れているスポットです。
そんな火山の活動や溶岩を間近で見るツアーがたくさんあります。
これらのツアーはハワイ島に行くなら見逃せません。
美しいビーチ
様々なビーチが点在するハワイ島。
シュノーケリングが楽しめ、ウミガメにも高確率で出会えるというカハルウビーチ、
アメリカ中でもベスト10に入る美しさのハプナビーチなど、ビーチだけでも見どころが満載です。
また、他の島にないブラックサンドビーチや、砂の中に緑が光るグリーンサンドビーチなんていうのもあります。
多くのビーチは自然そのままの風景が残っているたのも魅力で、のんびりとしたバカンスにはビーチは外せません。
ショッピングやグルメもおすすめ
ここまで壮大な自然について紹介してきましたが、ハワイに訪れたのならショッピングも楽しみたいですよね。
島中で最も人気のショッピングセンターは、ワイコロア・ビーチ・リゾートの敷地内にあるクイーンズ・マーケットプレイス。
サーフショップや、アメリカ発のアパレルブランドなど多くの店舗が入るショッピングセンターです。
レストランもある複合型施設で、ショッピングに疲れたら食事も楽しめますよ。
移動が大変な子ども連れや、何を買おうか迷っている方は、まずここを訪れるとよいでしょう。
ショッピングセンターの他にも、ハワイ島ならではのお土産が買える雑貨店もあるので、
観光と合わせてチェックしてみてください。
文化や歴史を学ぼう
ハワイは各国から集まった移民の影響もあり、独特の発展を遂げてきました。
歴史を知る上で最も重要で、その名を知られた人物といえば、ハワイ諸島を統一した偉大な王、カメハメハ大王でしょう。
文化面ではフラやルアウが代表的です。
壮大な自然に加え、ハワイの豊かな文化や歴史にも目を向けると、さらに魅力的な旅行になるはずです。
キラウエア火山ってどんなところ
ハワイ島を構成する5つの楯状火山の一つです。
島の南東部に位置し、西隣のマウナロアと共にハワイ火山国立公園に指定されています。
ハワイで唯一の世界遺産であり、現在もなお噴火が続いていることから、多くの旅行客が訪れる島内屈指の人気スポットになっています。
キラウエア火山の歴史
およそ60万年~30万年前に海底での堆積が始まり、10万年ほど前に海面からその姿を現したのではないかと考えられています。
ポリネシア人がハワイ諸島へやってきたのは西暦500年頃。
その頃にはすでに形成され、盛んに火山活動が繰り返されていたのかもしれません。
神話で有名な火の女神・ペレは、キラウエアの火口に棲むといわれており、畏怖心と表裏一体の信仰を集めています。
キラウエア火山の現在
何度も噴火を繰り返してきたキラウエア火山。
1983年1月から始まった東斜面からの噴火は、小休止を含めながら2019年で36年が経ちます。
プウ・オオ火口を中心とした溶岩の流出は、プナ地区の住宅や農地を埋め尽くし、1988年にはカラパナの海岸に達しています。
さらに王族が水浴びをしたというクイーンズ・バスまで達し、
翌年には13世紀に築かれたワハウラ・ヘイアウのほとんどを飲み込みました。
その後1990年には、黒砂海岸で有名なカイムやカラパナも溶岩に飲み込まれました。
現在は2018年5月の噴火を最後に、溶岩の流れは落ち着いています。
ハワイ火山国立公園について
ハワイ火山国立公園は、ハワイ島の東側に位置するヒロの南西約48km地点にあります。
ヒロ国際空港からは車で約40分。
活火山を有するハワイ島ならではの力強い景観を楽しめる人気スポットです。
エリア内には、現在も活動を続けるキラウエア火山のプウ・オオ火口、
ハレマウマウ火口などがあり、パワースポットとしても知られています。
キラウエア火山の見どころ
ワイ火山国立公園は、ダイナミックなキラウエア火山と巨大なマウナロアで構成されています。
火山の楽しみ方と合わせて立ち寄りたい観光スポットをご紹介していきます。
キラウエア・ビジターセンター
ハワイ火山国立公園の観光案内所。
キラウエア火山に関する展示物や売店、トイレなどがあり、観光の拠点になる場所です。
館内にはレンジャープログラムという、パークレンジャーによる無料アクティビティの開催情報も掲示されています。
その他噴火情報などもここで入手しましょう。
キラウエア・カルデラ
ハワイ火山国立公園の中でもっとも大きな火口で、縦4.7km、横3.1km、深さ165mです。
このカルデラでは1982年以降の噴火はなく、平静な状態を保っています。
火口の周囲はもちろん、カルデラ内にもトレイルがあり、火口底のトレッキングを楽しむこともできます。
キラウエアイキ火口
キラウエア・イキ・クレーターは1868年と1959年に噴火でできたものです。
深さ約100m、直径約1kmでイキはハワイ語で小さいという意味です。
植物が茂る坂の登り下りと、火口の底の平らで乾いた部分があって変化に富んでいるため、人気のトレイルコースでもあります。
ハレマウマウ火口
火山を司る女神であるペレが住むといわれている、キラウエア火山が誇る巨大なカルデラです。
2018年に噴火し、以前よりはるかに大きなクレーターを作り出しました。
海側へ向かう道を進むと、溶岩ウォークができる溶岩台地があり、その先には溶岩流の軌跡が見える絶景展望台があります。
ゆらゆら燃える赤く美しい炎が圧巻で、自然が作り出した唯一無二の世界を感じられるでしょう。
海近くまで行けば溶岩に飲まれた旧道も見学できます。
サルファー・バンクス・トレイル
キラウエア・ビジターセンターの近くにあるトレイルです。
サルファーとは硫黄のことであり、硫黄で黄色く染まった岩が見どころの一つです。
岩からは水蒸気が出ており、周辺は硫黄の臭いがします。
道が整備されていて歩きやすいトレイルですが、火山ガスが出ている場所であるため、
呼吸器系の持病や心臓病がある方、妊娠中の方、小さなお子様は近づかないようにしましょう。
デヴァステーション・トレイル
キラウエア・カルデラに沿って走るクレーター・リム・ドライブとチェーン・オブ・クレーターズ・ロードが交差する付近にあるトレイルです。
ハワイの固有種であるオヒアの林や、熱帯植物が生い茂る素晴らしい眺めが楽しめます。
片道15分と散歩気分で歩くことができる短いコースです。
舗装された遊歩道なので、ベビーカーや車椅子でも楽しめますよ。
チェーン・オブ・クレーターズ・ロード
クレーター・リム・ドライブから約30km続く舗装道路です。
流れ出た溶岩の跡が見られる迫力あるドライブ道として人気です。
溶岩台地には、ところどころにハワイの固有種「オヒアレフア」などの植物が自生しており、森ができるまでの形成過程を見られます。
道中にあるケアラコモ展望台では、ハワイ島ならではの雄大な景色に出会えるでしょう。
流れ出た溶岩の跡は迫力ありますし、自然の造形を楽しむこともできます。
ただし、お店やガソリンスタンドなどは無いので準備を済ませてから向かいましょう。
キラウエア・イキ展望台
キラウエア・イキ・クレーターをメインに、カルデラやハレマウマウ火口、プウプアイ、
そしてマウナロアまでをも見渡すことができてしまう贅沢な展望台です。
ここから眺めるとクレーターの様子がよくわかります。
サーストン溶岩洞の駐車場から火口へ下るトレイルがあり、約120メートルを一気に下ります。
底は固まっているようですが、地下には未だマグマが流れているようです。
所々白い煙を上げる小さな噴気孔や、波打つ溶岩、ひび割れたようなクラックなどが見られます。
サーストン溶岩トンネル
溶岩の流れる過程でできたトンネルで、パワースポットとしても有名です。
約500年前にできたといわれています。
原生林の中を通り抜けると突然溶岩トンネルの入り口が現れます。
中に入ると、ちょっとひんやりして、神秘的な雰囲気です。
公園の中でも比較的簡単にアクセスできるスポットであるため、ぜひ訪れてみましょう。
火山観光をする際の
服装・注意
日中と朝晩、晴れと曇りで気温差があります。
気温に合わせて調整できる服を準備しておきましょう。
また、足場が不安定な溶岩の上を歩くので、履き慣れたスニーカーや長ズボンを着用すると良いでしょう。
飲み物や食事を購入できるところがあまりありませんので、こちらも合わせて用意することをおすすめします。
アクセス
ヒロ空港からルート11をそのまま南に車で走って約45分。
道路にハワイ火山国立公園の入り口のサインがでていますので、それを目印にして進みましょう。
空港からヘレオン・バスを利用して行くこともできますが、
広い公園内は車で観光出来るので空港でレンタカーを借りるのがおすすめです。
おすすめのツアー
火山が作り出す自然の美しさは圧巻です。
そんなハワイ火山国立公園をさらに楽しむためのツアーをご紹介します。
キラウエア火山
ヘリコプター遊覧
キラウエア火山の火口や溶岩、絶壁の滝にかかる虹、ワイピオ渓谷、コハラ・コーストなど、上空からダイナミックな自然を眺めるツアーです。
ハワイ州認定のツアーガイドであるパイロットが、それぞれの見どころを丁寧に紹介します。
ヘリコプターの揺れが気になるという方もいるのではないでしょうか。
機内は個別シートで、リムジンに乗っているかのようにリラックスできます。
安心して空の散歩をお楽しみください。
マウナケア山麓 キラウエア国立公園認定ガイドと行く
世界遺産キラウエア&1日島内名所観光&マウナケア星空観測
世界遺産キラウエア火山とマウナケアの星空を1日で体験できる欲張りツアーです。
壮大なキラウエア火山の光景と、マウナケア山麓で満天の星空観賞は感動の連続。
さらに、落差24メートルのレインボーフォールズやクッキーで有名なビッグアイランドキャンディーズへも案内してくれるボリューム満点のツアーです。
キラウエア火山
ヘリコプター遊覧50分&ハワイ島名所観光ドライブツアー
上空から世界遺産のキラウエア火山を観賞するヘリコプターでの遊覧飛行と、ハワイ島の名所を巡るドライブが楽しめるツアーです。
空と陸から、それぞれ違った目線でハワイ島の魅力を感じることができます。
遊覧飛行からハワイ島の名所観光まで、あれもこれも楽しみたいという方におすすめです。
まとめ
ハワイ島の何よりの魅力は大自然といえます。
特に火山は他でも見ることのできないハワイ島ならではの見どころです。
近年ハワイ島は、この大自然を一目見ようと、世界中から観光客が訪れる人気スポットになっています。
大自然が生み出す唯一無二の絶景は一生の思い出になるでしょう。
今度の海外旅行はビッグアイランドを選んでみませんか。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。