オアフ島にある癒しの寺院 ケアイヴァ・ヘイアウ州立公園ってどんなところ
目次
ハワイで一番人気のリゾート地オアフ島
ハワイといえば、日本人にも馴染み深いリゾート地ですね。
ハワイ州には約132の島々があり、そのなかで観光できる島は、カウアイ島、オアフ島、ラナイ島、モロカイ島、マウイ島とハワイ島の6つ。
年間を通して温暖な気候であり、また湿気が少ないことから快適に過ごせるとあって、日本人のみならず世界中の旅行者に人気のリゾート地です。
オアフ島ってどんなところ
オアフ島は、観光可能な島のなかで3番目に大きい島で、ハワイ州の州都であるホノルルがあるため、観光だけでなく政治や経済の中心にもなっています。
一番の産業は観光業ですが、その他パイナップルやサトウキビ、コーヒーの生産も盛んです。
オアフ島が人気の理由は、やはりあの有名なワイキイビーチがあったり、ダイヤモンドヘッドに登れたり、とたくさんの観光スポットが存在し、そして多くのアクティビティ体験ができるからでしょう。
オアフ島への行き方
オアフ島へは、日本の主要都市にある空港からたくさんの直行便が飛んでいます。
航空会社も、日本のANAやJALはもちろん、ハワイアン航空やデルタ航空、ユナイテッド航空などたくさんの航路があるため、日程の選択肢が多いことも特徴です。
飛行時間は日本からは約7時間ほどですが、ジェット気流の関係でハワイからの帰りは9時間ほどとなっています。
また、日付変更線を跨ぐので、5泊7日のように日付を飛び越える日程になることも。
オアフ島にある空港は、ダニエル・K・イノウエ空港と言い、通称ホノルル空港と呼ばれています。
オアフ島の魅力
オアフ島には、たくさんの観光名所があり、様々なツアーやアクティビティが用意されています。
そして、街の美しさや大自然の迫力に魅了され、何度もオアフ島に足を運ぶ人が後を絶ちません。
そんなオアフ島の魅力についてご紹介したいと思います。
美しいビーチと広大な大自然
ハワイと言えば、ワイキキビーチが有名ですよね。
ホテルを出てまず目につくのがこのビーチで、家族連れも多く、また波が穏やかなので安心して楽しむことができます。
オアフ島には、この他にもたくさんのビーチがあり、どこのビーチもきれいに管理されています。
その青い海と白い砂浜のコントラストは、世界でも有数のリゾート地の様相と言っても過言ではないでしょう。
また、海に背を向けて見渡すと、高くそびえ立つ山脈やダイヤモンドヘッドが見えます。
海と山のレジャーを同時に楽しめるのもオアフ島の魅力の一つです。
火山の地形が作り出した壮大な景観のダイナミックさは、オアフ島ならではの光景ではないでしょうか。
世界有数のリゾート地
世界各国から旅行者が訪れるこの島は、コンパクトながらもたくさんのお店や観光施設、ショッピングセンターなどがあり、連日多くの人で賑わっています。
また、マリンアクティビティやハイキング、乗馬など、自然に溶け込んで体験できるアクティビティが多いことも人気の理由となっています。
そして、1年間を通して気候が温暖なおかげもあって、どの時期でも観光客が多いです。
ショッピングやレストランもおすすめ
世界でも有数の規模を誇るショッピングモールがあったり、地元の料理をはじめ世界各国の料理を食べられるレストランがあったりと、滞在期間中に飽きることがありません。
有名ブランドの商品が日本よりも安く買えるということもあり、それらのショップにはジュエリーや時計、ネックレスなどを買い求める人の行列ができているほどです。
ショッピングモール内では、多くのイベントも催されていて、ハワイの伝統芸能や体験型イベントもあります。
特にお子様連れの旅行の場合には、ショッピング中に退屈しないように興味のありそうなイベントの時間を事前に調べておくといいでしょう。
ケアイヴァ・ヘイアウとは
ケアイヴァ・ヘイアウとは、ハワイの言葉で「神秘の」や「不可解な」を意味するケアイヴァと、古代の人々が建設した聖域を意味するヘイアウを組み合わせた名前を持つ寺院跡で、別名「癒しの寺院」とも呼ばれています。
ハワイでは、日本と同様に、寺社にまつわるたくさんの神話が伝え継がれています。
ここ、ケアイヴァ・ヘイアウには、たくさんの薬草が植えられ、その道のエキスパートが病気の研究を行いながら、病に倒れた人の治療をしていたそうですよ。
ケアイヴァ・ヘイアウの歴史
ケアイヴァ・ヘイアウは、州立公園の中にあり、16世紀の建造物であると伝わっています。
ハワイ古代の宗教の祭祀場であり、祈祷所として使われていました。
海抜305mの高台にあるのは、神様になるべく近い場所を選んだとも言われています。
ハワイの人達はいろいろな神を信仰していましたが、徐々に争いが活発化したことで、その戦いに勝つことを祈願したり、生贄を捧げる場所になっていきました。
そのようななかでも、唯一、癒しのヘイアウとして君臨し続けていたのがケアイヴァ・ヘイアウなのです。
ケアイヴァ・ヘイアウの見どころ
ケアイヴァ・ヘイアウは、今もなお神聖な場所として崇められています。
また、ケアイヴァ・ヘイアウがある州立公園の中には、キャンプ場やピクニックエリア、約7.7kmのハイキングコースなどもあります。
そんな神秘的なパワースポットであるケアイヴァ・ヘイアウについて紹介いたします。
癒しのパワーを感じよう
ヘイアウの真ん中には、サークル状に並べられた石があります。
昔は、ここが病気やけがの治療場となっていましたが、今はパワースポットとして地元の人々が祈りを捧げる場所にもなっています。
周りは木々で囲まれており、空気が澄み切っているときには遠くにパールハーバーを見渡せることも。
静かに目を閉じると、大地のエネルギーと天から何かが舞い降りてくるかのようなパワーを感じられるはずです。
木々や植物を観察しよう
ケアイヴァ・ヘイアウが寺院としての姿を残していた当時はたくさんの薬草が植えられており、寺院自体はなくなった今でもサークルの周りには大小様々な木々や草花を目にすることができます。
自然の恵みに感謝をするとともに、いかに大切に利用されていたかがよく分かります。
温暖な気候の場所にしか生えない植物などもあるため、時間をかけてじっくりと鑑賞してみるのもいいでしょう。
ハイキング気分も味わえる
広い州立公園のなかにはハイキングコースがあり、神秘的なパワーときれいな空気を感じながら運動をすることができます。
かつての薬草専門家でもあるカフナ達も、この山中で薬草探しに明け暮れていたそうです。
営業時間・アクセス
ケアイヴァ・ヘイアウ州立公園の営業時間は、4月から9月の第一月曜日までは午前7時から午後7時45分まで、その翌日から3月末にかけては午前7時から午後6時45分までとなっています。
ホノルルからは、レンタカーやツアーで行くほうが良いでしょう。
The Busでも行くことができますが、ヘイアウ近くの最寄りのバス停からはなんと2.5kmも離れています。
レンタカーで行くときは、H1フリーウェイ・ウエスト方面からH201フリーウェイに向かってください。
Stadium/Aiea Exitで降りて、アイエア・ハイツ・ドライブまで行き、そこを登り切った終点がケアイヴァ・ヘイアウ州立公園となり、50分程度かかります。
オアフ島にはパワースポットがたくさん!
オアフ島には、まだまだパワースポットがたくさんあります。
ハワイは、リゾート地というイメージが強いですが、歴史も古く、様々な争いも繰り広げられてきました。
そういった部分も含め、多くの伝説や言い伝えが残っている場所や大自然が生み出した場所には、想像を超えたパワーが漂っています。
ダイヤモンドヘッド
誰もが一度は耳にしたことがあるダイヤモンドヘッドですが、ここもまたパワースポットとして多くの観光客がやってきます。
昔は、王族しか入れなかったこの場所は、強い磁場があり、エネルギーも活性化されているのです。
頂上から見る日の出や夕日はとてもきれいで、とくに朝は早起きして登る価値があるでしょう。
ハイキングとは言っても、子どもでも簡単に登れるので、山登りの経験がなくても心配する必要はありません。
スポットの特徴
トレッキングコースは、往復で90分~120分ほどを見ておけば十分行くことができます。
ダイヤモンドヘッド頂上の展望台から見る景色はまさに絶景です。
また、朝陽や夕陽に合わせて登ると、太陽のエネルギーを間近に感じることができるでしょう。
アクセス
ワイキキトロリーでは、グリーンラインを利用すると行くことができます。
約35分間隔で運行しており、クレーターの内部まで入れるのもメリットです。
朝陽を見たい人は、早朝用のダイヤモンドエクスプレス便を利用するといいでしょう。
The Busを利用する人は、クヒオ通り海岸側のバス停から23番「Hawaii Kai Sea Life Park」行きのバスに乗車しましょう。
クカニロコ・バースストーン
クカニロコ・バースストーンは、王族の出産場所として利用されていた場所です。
霊力が宿ると言われる石の上でお産をすることで、母子ともに健康でいられると信じられていました。
スポットの特徴
子宝や安産祈願として有名なこのスポットは、カップルを中心に人気です。
36もの石が並べられており、王妃が出産するときに王をはじめ関係者がその石の上で見守ったとされています。
この場所は、島中のパワーが渦巻いているとも言われていて、強力なパワースポットとなっています。
アクセス
ワイキキからは車を使って約40分で着きます。
H1フリーウェイからH2に入ってワヒアワの街を抜けて行くと鉄橋が見えてくるので、そこを渡ると左側に入口があります。
ハワイ出雲大社
ホノルルのチャイナタウンにある歴史的神社がハワイ出雲大社です。
ここは、島根県の出雲大社の分院として1906年に建設され、地元の人はもちろんのこと、日本からやってくる多くの観光客もここで参拝をしていきます。
スポットの特徴
ハワイ出雲大社に行ったら見てほしいのが、レイをかけられた狛犬です。
鋭い表情をしているものの、ハワイらしいレイをかけられたその姿はほっこりします。
ハワイ限定のお守りや、御朱印を集めている人はここでしか手に入らないものがありますので、記念に買っておくといいでしょう。
出雲大社の参拝方法は、日本での参拝方法として一般的な二礼二拍手一礼とは違い、二礼四拍手一礼となっています。
ハワイ出雲大社でも同じく二礼四拍手一礼で参拝しますので、覚えておきましょう。
アクセス
チャイナタウンのすぐ外にあるヌウアヌ運河の岬に位置します。
ワイキキからは車を使って20分ほどです。
The Busを利用する場合は、ワイキキから2番もしくは13番でホテル・ストリートかリバー・ストリートの停留所で下車すると、そこから徒歩5分ほどです。
ココヘッド
ココヘッドは、オアフ島の南東側にあるクレーターです。
標高368mの頂上までは1048段の枕木が敷かれていて、その上を登って行きます。
入場料金や時間制限はありません。
スポットの特徴
普通に歩くと、頂上までは50分ほどで到着します。
登りながら後ろを振り向くと、そこにはオアフ島を一望できるパノラマビューが広がっており、登りながら広大な景色を楽しむことができます。
途中には、ピンクのイカが描かれたピルボックスもあり、そこを過ぎると頂上は目前です。
頂上からはワイキキの海と街、ハナウマ湾やワイマナロ海岸も見えて、疲れも一気に吹き飛ぶでしょう。
アクセス
22番のThe Busでワイキキから約50分ほどです。
バスを降りたらふもとまでは歩いて行きますが、約8分程度で着きます。
パワースポットを巡るおすすめツアー3選
オアフ島には数々のパワースポットが存在しています。
そんなパワースポットを巡るおすすめのツアーを3つご紹介いたします。
ダイヤモンドヘッド日の出ハイキングツアー
オアフ島に来たらぜひ一度は見てほしいのが日の出です。
このツアーでは、早朝にダイヤモンドヘッドのハイキングをし、日の出を拝んだのちにトロピカルフルーツの代表的なパイナップルスムージーを飲めるという内容で、朝から贅沢な旅ができます。
そして、ホテルには朝8時頃に帰るので、ホテルの朝食にも十分間に合います。
オアフ島から元気をもらおう!パワースポット&ヒーリングツアー
アクセスしづらいヘイアウやクカニロコ・バースストーンなど、昔から神秘的な場所として崇められていたパワースポットを肌で感じることができるツアーです。
ガイドさんからの説明があるため、歴史を学ぶこともできます。
お昼時には、ハレイワでハワイの美味を堪能するので、1日まったりと自分のパワー充電の時間にできますよ。
ココヘッドハイキング 選べるハナウマ湾シュノーケルまたはカイルアタウン散策プラン
ハワイの贅沢なパノラマビューを味わえるココヘッドハイキングは、少し急な坂道ではありますが、頂上からの景色はここでしか見ることができない贅沢な光景です。
そして、オアフ島を一望したあとは山から海へ場所を変えてのシュノーケリングか、旅の疲れを取りながらカイルアタウンでゆっくり過ごせるプランを選択できます。
まとめ
ハワイの知られざる歴史を少しは知っていただけましたでしょうか。
パワースポットを巡りながら、当時の人々の考えや行動について深く知ることができるでしょう。
大自然のなかで生きる古代ハワイアンの人のもとへ、ぜひタイムスリップしてみてください。