ワイコロア・ビレッジってどんなところ?見どころやアクセスについて!ハワイ島のおすすめツアーもご紹介
目次
ビッグアイランドで知られるハワイ島
ハワイ諸島の中で一番大きな島、ハワイ島はビッグアイランドと呼ばれ親しまれています。大きさは四国の半分程度ですが、場所によって気候が大きく変わるため、地域によって景観も異なる魅力あふれる島です。
今回は、そんなハワイ島の魅力をお伝えしていきましょう。
ハワイ島ってどんなところ
ハワイ島中央部には富士山よりも高い標高4000mを越える山、マウナケア山(4207m)とマウナロア山(4169m)が2つあり、なだらかな稜線が海に続いています。ハワイ島の東にはキラウエア火山があり、現在でも火山活動は活発で噴煙が見られます。過去には何度が大噴火をして村が消滅したこともあるほどです。
ハワイ島東部にあるヒロはハワイ州でも2番目の大きさの街で、多くの日本人の移民が住んでいました。
今でもノスタルジックな街並みはそのままで、時間がそこだけゆっくり流れている感じがします。ハワイ島西部には高級リゾート地カイルア・コナがあり、高級ホテルやコンドミニアムも多く、いつも多くの観光客で賑わっていますよ。
そして、4200mの標高を誇るマウナケア山は世界で最も美しい星空が見られるスポットとしても有名です。山頂までは車でアクセスできて、日本の国立天文台すばるを始め、様々な国の展望台が設置されています。
山頂から眺めるサンライズ・サンセットが大変美しく、星空は空気が乾燥し、ほとんど雨が降らないため世界でも有数の星空観賞スポットです。また、オアフ島と異なりハワイ島は火山の噴火の影響で白い砂浜が非常に少なく、ほとんどが漆黒の海岸ばかりです。
観光名所ブラックサンド・ビーチは特に有名で、マリンブルーの海から時々、ウミガメが日光浴のため海岸まで上がって来る光景が見られます。
ハワイ島には手付かずの大自然が今も残り、多くの観光客が癒しを求めてやって来ます。ハワイ島の伝説と自然は、ハワイ島を訪れる人々に安らぎと穏やかな時間を約束してくれるでしょう。
ハワイ島への行き方
ハワイ島には2つの空港、エリソン・オニヅカ・コナ国際空港とヒロ国際空港があります。コナ国際空港まではJALが成田空港から、ハワイアン航空が羽田空港から就航しています。
しかし、便数が少なく、地方からハワイ島まで行くのは不便なので、オアフ島のホノルル国際空港から国内線に乗り継いで、コナ国際空港またはヒロ交際空港へ行く人がほとんどです。ホノルル国際空港までは成田空港・羽田空港・新千歳空港・中部国際空港・関西国際空港・福岡空港からも行けて、日本からの所要時間は約7~8時間です。
ホノルルで乗り継ぐ場合は、日本からの到着が遅れることも考慮して2時間ほど余裕を持って飛行機を予約しましょう。ホノルルからハワイ島の西海岸にあるコナ国際空港までは45分くらいです。
コナは乾燥地帯にあり、美しいビーチやリゾートホテルもたくさんあります。ヒロ国際空港は東海岸にあるので、宿泊先や観光する場所によって利用する空港を選びましょう。
ワイコロア、マウナ・ラニなどハワイ島を代表する高級リゾート地に行くなら、コナ国際空港が便利です。キラウエア火山に行くならヒロ国際空港がおすすめです。コナ国際空港とヒロ国際空港の距離は車で3時間くらいかかります。
ハワイ島の魅力
ハワイ島には世界遺産キラウエア火山があり、伝説では女神ペレが住むとされ、先住民は信仰の対象としていました。また、ハワイ島のマウナケア山は世界中の天文学者が注目しています。
標高が富士山よりも高いマウナケア山の頂上は乾燥が進み、晴天率が年間を通じて高く、標高の高さから人工の光が届かないため、天体観測に最適な場所です。マウナケア山頂には夏でも雪が残ることもあり、常夏ハワイとはかけ離れた世界が広がります。
多くの観光客がここから眺める、幻想的で神秘的な景色に魅了されています。天体観測ツアーもあって、世界でも有数の美しい星空が見られますよ。
日本の天体観測所は、予約をすれば施設内を係員がガイドしてくれます。11カ国から13の天文台が集まるマウナケア山頂には天体望遠鏡の施設があり、壮観な眺めです。
大自然に恵まれたハワイ島では、アクティビティを楽みながらパワースポット巡りをして、日頃のストレスから解き放たれてリフレッシュできるでしょう。日本人が年間100万人訪れるハワイですが、ほとんどはオアフ島に宿泊し、ハワイ島に宿泊してリゾートを楽しむ日本人は欧米人に比べて少ないです。
ですが、一度ハワイ島を訪れれば、その魅力にはまってまた訪れたくなること間違いなしですよ。
手付かずの壮大な大自然
荒々しい自然が残るハワイ島は、あちこちに手付かずの壮大な自然があります。
活発な活動を続けるキラウエア火山、ハワイ固有の植物を含め約2000種類もの熱帯植物を集めたオノメア湾にあるハワイ・トロピカル・ボタニカル・ガーデン、世界三大パワースポット「マウナ・ラニ」、ハワイ固有種の植物「シルバーソード」が見られるマウナケア山、最南端サウスポイントにある、緑色に光る砂浜が広がるグリーン・サンド・ビーチ、それとは対照的な黒い砂浜が広がるブラックサンド・ビーチなどがあります。
迫力満点の火山
ハワイ島といえば、誰もが行って感動するキラウエア火山のあるキラウエア火山国立公園(ハワイ火山国立公園)です。ハワイでただ一つの世界遺産で、地球の鼓動を目の当たりにできます。
キラウエア火山は、ハワイの伝説に登場する女神ペレが住む神聖な場所で、その火口は「ハレマウマウ火口」と呼ばれています。
世界で最も活発な火山として知られ、大噴火で流れ出した溶岩が大地を覆い尽くし固まった様子は、キラウエア火山の途方もないパワーを物語る証です。2018年5月の大噴火により、山頂のカルデラの直下にあった赤く煮えたぎっていたマグマ溜まりはなくなり、通行止めになっていた観光ルートも自由に行き来できるようになりました。
現在は火口まで行って雄大な姿を見るハイキングコースがあり、砂漠や熱帯雨林、ペトログリフを見ることもできます。公園内にはキラウエア・ビジター・センターがあり、公園内のインフォメーションやショップもあってここでしか買えないグッズも揃っています。
キラウエア火山のツアーの見どころは、海まで続く溶岩台地「チェーン・オブ・クレーターズ・ロード」を下りながら散歩することです。入園料は車1台30ドル、徒歩または自転車1名15ドル、バイク1台25ドルでいずれも7日間有効です。国立公園年間パスポートは55ドルで購入できます。
美しいビーチ
ハワイ島には白い砂浜のビーチが少ないですが、「ハプナビーチ」はその中でも、全米でナンバーワンにもなった美しさを誇る、おすすめのビーチです。
ウェスティン・ハプナ・ビーチ・リゾートのそばにあるビーチで、シュノーケリングやボディボードなど、アクティビティも楽しめるハワイ島最大のビーチです。駐車場、ピクニックエリア、トイレ、シャワーも完備しています。
夏は波が穏やかで子供連れも多いビーチですが、冬になると波が高くなることでも知られる場所なので、ライフガードも常駐していますが注意して下さい。ワイコロアやマウナ・ラニからも近くて便利なスポットです。
ショッピングやグルメもおすすめ
ハワイ島西部のワイコロア・ビーチ・リゾートには、2008年にオープンした「クイーンズ・マーケットプレイス」があり、ハワイアンジュエリーをはじめ雑貨、日用品、水着などのスポーツ用品、楽器店などが出店していて、お気に入りのお土産もここなら見つかります。
コナでは地元の人も買い物に来る「コナ・イン・ショッピング・ビレッジ」が人気で、日本人にもお馴染みのウェンディーズやスターバックスなどもあって便利です。また北西部にある「コナ・コモンズ・ショッピング・センター」は、スポーツ用品・アウトレット・雑貨屋などがあるショッピングセンターです。
ヒロには「プリンス・クヒオ・プラザ」があり、雑貨屋・グルメ・映画館・ブランドショップなど約70店舗が集まっています。リゾート感溢れるコナに対し、ヒロはノスタルジックな雰囲気に包まれた魅力的な街で、古きよき時代のハワイを感じさせてくれるスポットです。
グルメならカイルア・コナにある「Big Island Grill」がおすすめです。朝から客足が絶えない人気ファミリーレストランで地元の利用客も多く、新聞を読んで過ごしたり、友達とおしゃべりしたり、思い思いの楽しいひと時を過ごしています。
コナの風を感じながらグルメに堪能したい時は、オープンエアの「Annie’s Island Fresh Burgers」はいかがでしょうか。カイルア・コナから12kmほど南下した、ママラホア・ハイウェイ沿いの街ケアラケクアにあるハンバーガーショップです。
地元の新鮮な野菜を使い、お店の裏にある農園でトマトやレタスを栽培しています。
文化や歴史を学ぼう
多様な文化が織り成すハワイの文化には、ネイティブハワイアンの古代から伝わる風習や文化、西欧人がもたらしたキリスト教、移民の文化などが融合し、独自の文化を作り上げてきました。
ハワイ島の自然の中に神の存在を見いだし、神々と自然を崇拝して生きてきたネイティブハワイアンの暮らしの中に神話や伝説が今も残っていて、神話や伝説の舞台がハワイ島に点在しています。
ワイコロア・ビレッジってどんなところ
ワイコロア・ビレッジは、ハワイ島南コハラ地区にある町で高級リゾート地として知られていて、数多くの宿泊施設が建ち並ぶ地区です。
美しいビーチは透明度が高く、海水浴やシュノーケリングを楽しむ人が多くいて、周辺の岩場にはペトログリフが多く残されていて先住民の文化にも触れられます。
高級ゴルフ場からお手頃な価格で楽しめるゴルフ場まであり、地元住民御用達のゴルフ場は多くの人で賑わっていますよ。
ワイコロア・ビレッジへの行き方
コナ国際空港から車で約35分のところ、19号線からワイコロア・ロードに入り乾燥した大地を走ること8km、ワイコロア・ビレッジが現れます。
閑静な高級住宅街も広がるワイコロア・ビレッジは、コナやヒロの街とは雰囲気が全く異なります。
ワイコロア・ビレッジの見どころ
ワイコロア・ビレッジは緑に溢れ、綺麗に整備された街です。街の景観を守るため家を建てるのにも規制があり、2階建ては建てられません。また、敷地内には緑を植えて建物の間隔も一定以上開けるなど、景観を守るための厳しいルールがあります。
マウナケア山の天体観測の邪魔にならないように明るすぎないように工夫されているので、街からも綺麗な星空が眺められますよ。
ワイコロア・ビーチ
ワイコロア・ビーチ・リゾートにあるビーチで、広大な敷地にはホテル、コンドミニアム、ゴルフ場、レストラン、ショッピングセンターなど充実した施設があります。
固まった溶岩でできた海岸線はとても美しく、ヤシの木やカラフルな植物が生えていて、海は透明度が高く溶岩やサンゴまではっきり見られるでしょう。
ハプナビーチ州立公園
全米で一番美しいと言われるハプナビーチは、コハラ・コーストのハプナビーチ州立公園にあり、美しい白砂のビーチとエメラルドグリーンの海が広がっています。
人も少ないビーチは、夏は穏やかな波なので家族連れも楽しめますが、冬は波が高くなるので注意が必要です。
ハプナビーチ州立公園内にはピクニックなどができる施設やスナックショップ、駐車場、トイレ、シャワーなども完備しています。
アナエホオマル ビーチ
ワイコロア・ビーチ・リゾートのマリオット・リゾート&スパの前に広がるナエホオマル ビーチは、ヤシの木が並ぶ美しいビーチで、養魚池が内側にあります。海と養魚池の間に砂浜が広がっているビーチです。
ここから見るサンセットが美しいと評判で、夕日を見に人が集まります。波は穏やかなので子供も安心して遊べますよ。
ハワイ島ではアクティビティ体験が人気
ハワイ島は自然が豊で変化に富んでいるため、海と山のアクティビティが充実していて人気があります。
コハラ山にあるカフア牧場では乗馬が体験でき、どこまでも続く草原をゆっくりと散歩していくので、初心者でも楽しめるでしょう。ツアーは日本語ガイド付きなので、家族連れでも安心して参加できます。
まとめ
ハワイ島は変化に富んだ大自然が魅力です。ちょっと贅沢にワイコロア・ビレッジに立ち寄ってリゾート気分を味わってみませんか?
ワイキキとは違い、大自然に囲まれて時間がゆっくり流れている神秘の島ハワイ島で、とっておきのリゾート旅を満喫しましょう。