ハワイ島の12月 クリスマス・年末年始はハワイ島で過ごそう
目次
12月を迎えるハワイ島の冬は、日本とは違ってまだまだ夏の雰囲気を残した暖かさとなります。
雨季なので降水量は増えますが、急激に寒くなるほどではありません。
クリスマスや年末のイベントもあり、12月のハワイ島は活気づきます。
いつもとはちがう12月を過ごしたいなら、ハワイ島で過ごすのもおすすめです。
今回は、夢がいっぱい詰まった12月のハワイ島について詳しく紹介していきます!
ビッグアイランドの愛称で知られる
ハワイ島
ハワイ諸島の中で最も面積が大きいハワイ島は、のどかでローカルな雰囲気が人気の島です。
広大な土地は海底火山の噴火によって形成され、地上には大きな火山がそびえています。
土地のみならずハワイ島で育まれる自然のスケールの大きさもビッグアイランドたる所以です。
ハワイ島ってどんなところ
ハワイ島といえば、雄大な火山が有名ですね。
4000m級の火山の上には雲一つない満点の星空が輝きます。
火山灰や溶岩が堆積した大地でも、カラフルで可愛らしい花々が育ち、植物の生命力を間近で見ることができます。
さらに透明度が高く美しい海には、熱帯魚や珊瑚たちが生き生きと生活をし、イルカをはじめとした海の生き物たちも優雅に泳いでいます。
そんな、空と大地と海の魅力が詰まった島がハワイ島です。
ハワイ島への行き方
所要時間:行き 平均7時間20分
帰り 平均10時間
・成田―コナ国際空港(JAL)
所要時間:行き 平均7時間50分
帰り 平均8時間45分
ハワイアン航空:所要時間約50分
1日10~19便
サウスウエスト航空:所要時間50分前後
1日4便
・ホノルル空港―ヒロ空港
ハワイアン航空:所要時間約55分
1日7~12便
サウスウエスト航空:所要時間1時間前後
1日4便
※日本―ホノルルまでは約7時間、乗り継ぎ時間は2~3時間をみて、最大10時間程度。
ホノルルからハワイ島へ行く場合は、プランによってコナ国際空港かヒロ空港を選択しましょう。
コナ国際空港は、観光街やホテルに近いので到着後スムーズに観光したい人におすすめです。
ヒロ空港はダウンタウンに近く、火山へのアクセスがしやすいため火山観光をしたい人におすすめです。
ハワイ島の魅力
ハワイ島にはリゾートや観光とはまたちがった魅力がたくさん詰まっています。
ポイントは5つ!それぞれ詳しく見ていきましょう。
手付かずの壮大な自然
ハワイ島の大自然の魅力は、語り出したら止まらないほどたくさんあります。
ハワイ島三大名所は、ワイオピ渓谷・アカカの滝・キラウエア火山と言われていますが、どれも人の手がかかっていないありのままの自然ですよね。
このように、ハワイ島の観光名所とされるほとんどが自然のそのものや、自然の恩恵を強く受けた場所なのです。
迫力満点の火山
ハワイ島には迫力満点の火山が5つも存在します。
その中でも観光客に人気のある火山といえば、活発な活動を続けるキラウエア火山と宇宙に近いといわれる標高4205mのマウナケア山です。
どちらも雄大な自然と火山の力強さを教えてくれる名スポットです。
美しいビーチ
ハワイ島の自然の豊かさは陸に限ったものではありません。
美しいビーチも魅力に溢れています。
例えば、ハプナ・ビーチはかつて全米1位の名声を手にしたことがあるほど美しいビーチです。
コナから車で40分程度でアクセスすることができ、晴天率の高いハプナ・ビーチは透明度が高くハワイらしい海を楽しむことができます。
ショッピングやグルメもおすすめ
ハワイ島の魅力は、これまで紹介したようにありのままの自然が大部分を占めます。
しかしその中で自然を大切にしつつ生活を営む人々が作り出すものにも大変な魅力があります。
旅の醍醐味である現地の食。
農業が盛んなハワイ島が生み出したおいしい食材を使ったハワイアングルメやノスタルジックな街に並ぶおしゃれなお店でのショッピングも大変思い出に残ります。
文化や歴史を学ぼう
ありのままのハワイ島の自然の中には、現在に続く人々の生活の跡が多数残されています。
ハワイならではの文化や歴史を知りながら旅をすると、味わいも深まっていくでしょう。
ハワイの歴史を語る上で欠かせないのが、ハワイ王国です。
初代国王であるカメハメハ大王は、実はハワイ島で生まれ育ちました。
このため、ハワイ島には歴史の跡が残されている場所が各地に点在しています。
ワイオピ渓谷もその一つです。カメハメハ大王が幼少期を過ごした場所は王家の墓であり、英霊たちが眠っています。足を踏み入れればその神聖さに息を呑むパワースポットです。
ハワイ島の12月とは
ハワイ島の12月の気候や料金、そしてイベントなどを詳しく紹介していきます!
ハワイ島の12月の気候・料金
ヒロ:18.2℃/26.3℃
コナ:18.3℃/27℃
キラウエア山:18.6℃/25.8℃
ワイメア:13.4℃/21.7℃
マウナケア山:5.5℃/19℃
オアフ島(ホノルル):21.2℃/27.9℃
真冬のハワイ島の気温はご覧の通りです!
日本に住んでいると驚くほど暖かいという印象ですよね。
しかし平均最低気温は18℃前後となり、かなり涼しくなります。また、屋外は強風によって体感温度がかなり下がるので、防寒着は必須です。
中旬までは閑散期となり料金が下がりますが、下旬は冬休みと年越しに向けて観光客がぐっと増えるシーズン!このため、下旬は料金が跳ね上がります。
12月のハワイ島の服装と持ち物
12月のハワイ島の気候に合った服装や必要な持ち物について紹介していきます。
12月に適した服装
日中は半そで・短パンでも過ごすことができますが、強風やスコールの影響で体感温度が下がるため肌寒く感じることもあります。
すぐに羽織れるものや、長いパンツを着用して寒さ対策をしましょう。
ハワイ島の自然の中でアクティビティを行う予定があるなら、歩きやすい靴が必須です。
12月の持ち物
12月は雨季ですので、夏よりも雨が多く降ります。
長時間降り続くような雨ではありませんが、突然のスコールに対応できるように雨具を準備しておきましょう。
また、冬ではありますがハワイ島の紫外線は強いので、サングラスや帽子などの日除けグッズをしっかりと持っていくようにしましょう。
12月のハワイ島の楽しみ方・注意点
12月のハワイ島のイベントとともに、ハワイ島旅行の注意点についてお伝えしていきます。
楽しみ方
ワイメア・クリスマス・トワイライト・パレード & オールデイ・フェスティバルは、毎年ハワイ島で行われる年末のイベントです。
年末といっても12月の2週目くらいに行われ、ハワイの街はクリスマスのイルミネーションで包まれます。
また、イベント内で行われるパレードでは、キラキラと光る山車が登場し、コナの街を練り歩きます。
少し寒くなる常夏のハワイでのクリスマスは、なかなか体験できるものではありませんので、時期が合えば是非見に行ってみてください!
注意点
ハワイ島旅行で気を付けたいのは、交通ルールをはじめとする現地の法律についてです。
観光客や歩行者でも罰則を受けることになるので、十分に気を付けなければなりません。
ハワイではお酒を飲める場所が決められていたり、日本とは大きくちがう交通ルールがあったりと、事前に調べておかなければわからないものが多々あります。
あらかじめ準備をして、現地のルールを守れるようにしましょう。
また、旅行客を狙った置き引きやスリなどには注意し、集団で行動するなどの対策を行いましょう。
12月におすすめのアクティビティ
12月のハワイ島で楽しめるアクティビティを5つ厳選しました!
溶岩ツアー
ハワイ島の火山の迫力を直に感じたいなら、溶岩で形成された台地を歩く溶岩ウォークというツアーがおすすめです!
楽しみ方・魅力
ハワイ島のキラウエア火山が噴出した溶岩を楽しむツアーには色々なものがあります。
2020年12月に起きた大きな噴火によって、一時催行できなくなったツアーや閉所になった施設があります。
そんな状況だったのでハワイ火山国立公園の溶岩トンネルも一時閉所となっていましたが、今年の3月末に再びオープンしました!
この溶岩トンネルは、今から500年以上も前に起こった噴火によって流れ出た溶岩が固まってできたトンネルです。
トンネルの中を歩いたり、トンネルを覆う熱帯雨林を散策したりと、楽しみ方は色々です!
是非足を運んでみてください。
ホエールウォッチング
ハワイ島には、冬にしか楽しめないアクティビティがあります!それが、ホエールウォッチングです。
楽しみ方・魅力
12~3月の冬季シーズンは、ザトウクジラの群れが子育てのためにハワイ島周辺の海にやってきます。
夏には見られないダイナミックなクジラの姿を間近で見ることができるのがホエールウォッチングです。
ホエールウォッチングには様々なタイプがあり、ダイビングやシュノーケリングをして海の中でクジラを見るアクティビティタイプと船の上からクジラの姿を探すクルージングタイプがあります。
初めてハワイ島を訪れてホエールウォッチングをするなら、断然クルージングがおすすめです!
ポイントがわかっているツアー会社を選択すれば、探さなくても高確率でクジラの姿をみることができます。
乗馬
乗馬は日本でもできるアクティビティですが、ハワイ島での乗馬ツアーはそこにしかない大自然を満喫することができる大変面白いアクティビティです。
楽しみ方・魅力
ハワイ島では数々の乗馬スポットがあります。
ハワイ島三大名所であるワイピオ渓谷や、広大な敷地をもつパーカー牧場、そしてノースコハラにあるカフア牧場などです。
特にワイピオ渓谷は、許可を得たツアーなどに参加しなければ足を踏み入れることができない神聖な場所です。
このため、乗馬ツアーに参加することによってワイピオ渓谷の景色を思う存分堪能することができます。
かわいらしい馬に乗りながら自然の中を巡るだけでも心躍るわくわくの体験となります。
ヘリコプター遊覧
ハワイ島の自然をいつもとはちがった目線から楽しむことができるアクティビティが、ヘリコプター遊覧です!
楽しみ方・魅力
ハワイ島の大自然を楽しむ方法の一つにヘリコプター遊覧があります。
普段は縁のない乗り物ですので乗ること自体が大興奮物ですが、さらに感動の追い打ちをかけるのがヘリコプターから眺めるハワイ島は絶景です。
様々な場所を飛ぶツアーが用意されていますが、例えばヒロを出発してハワイ火山国立公園の上空を飛ぶツアーでは、キラウエア火山の火口を真上から見ることができます。
キラウエア火山は現在噴火活動が停止しており、昔のような真っ赤な溶岩を間近でみることができませんが、ヘリコプターからは雄大な火山の姿をゆっくりと見渡すことができます。
星空鑑賞
ハワイ島には陸にも海にも魅力が無限大に詰まっていますが、実は最も魅力に溢れているのが夜の空です。
楽しみ方・魅力
ハワイ島で最も寒い場所となるマウナケアでは、夜になると広大な空を美しい星たちが埋め尽くします。
その光景はそこにいる人たちすべての想像を絶するほどの美しさです。
マウナケア山頂は標高4000mを超える高さで、行くときには高山病の心配があるほどです。
しかし車やバスで行くことができるので、アクセスは比較的簡単にできてしまいます。
山頂に行けばこの世とはちがう世界が広がっていますが、そこに行くには健康状態や年齢の制限があります。
でも心配はいりません!山頂まではいかなくても、山麓には老若男女問わず行くことができ、そこでも満天の星空を眺めることができます。
ガイドつきのツアーに参加すれば、ハワイ島の夜空の知識も深まるでしょう!
12月のハワイ島の
おすすめ観光スポット5選
12月のハワイ島で絶対に行って欲しいおすすめの観光スポットを5つ紹介していきます。
キラウエア火山
ハワイ島で一番有名なキラウエア火山は、世界でも有数の活発な活火山として知られています。
1983年を境に継続的に噴火活動を行っているため、地球の脈動を間近で感じることができます。
おすすめポイント
キラウエア火山といえば、赤々と燃える溶岩を間近で見ることができるという大きな魅力がありました。
しかしそれは過去の話です。
2018年の噴火をきっかけに、火口の形状や地形が大きく変化したため、それまでのように溶岩が流れ出る様子を見られなくなったのです。
じゃあキラウエア火山に行く必要ないや、と思うなかれ!
キラウエア火山には他にも楽しめるポイントが盛りだくさん。
例えばヘリコプターツアーを利用すれば、雄大な火山の全貌を空から見下ろすことができます!
アクセス
<レンタカー>
・コナ地区から2時間程度
・ヒロ地区から1時間程度
<おすすめアクセス方法>
ヒロ国際空港でレンタカーを借りてハワイ火山国立公園へ行くのが最短ルート
マウナケア山
マウナケア山は、ハワイ島で一番標高が高い山です。
山頂は空気が驚くほど綺麗かつ晴天率が高いため、夜は美しい星空を眺めることができます。
おすすめポイント
マウナケア山に行くなら絶対きれいな星空を眺めたいですよね!
夏におすすめなのが、天の川観賞です。
日本でもおなじみの天の川ですが、マウナケアで見られる天の川は星の量と質が全然ちがいます。
特に美しく見える時期が夏になります。
7~8月はオンシーズンとなって観光客も多くなってしまいますが、美しい天の川を見たいならおすすめの時期です。
アクセス
<レンタカー>
・コナ国際空港から車で3時間程度
・ヒロ国際空港から車で2時間半程度
※無料駐車場あり
レインボー・フォールズ
ヒロのすぐそばにあるワイルク州立公園にあるレインボー・フォールズは、条件後そろうと美しい虹がかかることで知られています。
おすすめポイント
ワイアヌエヌエ滝にかかる虹は、きっとみなさんが想像しているよりも美しいものです。
豪快に滝つぼに流れる滝に向かって太陽の光が降り注ぐ時、流れる水や滝つぼの水のところに虹が現れます。
古くから現地の人に愛されてきたこの場所には、神話時代の伝説が残されています。
この伝説を知ってから足を運ぶと、レインボー・フォールズの景色がより幻想的に見えるでしょう。
ただし、いつでも虹が見られるわけではありません。
おすすめは午前中で、確実に虹を見たいなら乾季ではなく水量の多い雨季を狙うのが良いでしょう。
アクセス
<レンタカー>
・ヒロ「ダウンタウン」から車で10分程度
ヒロ
ハワイ州第二の都市であるヒロは、ハワイ島の中心として知れています。
様々な観光スポットへのアクセスもよく、多くの観光客が訪れる街です。
おすすめポイント
ヒロの街からはレインボー・フォールズやハワイ火山国立公園など、様々な観光スポットにアクセスすることができます。
このため、街にホテルをとって拠点にする人も少なくありません。
ヒロの街自体にも多くの魅力が詰まっています。
ヒロのダウンタウンは、レトロな風合いを感じる建物が並び、ノスタルジックな雰囲気が心をくすぐります。
見た目だけでなく、中身も充実していてオシャレなショップやおいしいハワイアングルメを楽しめるお店がたくさんあるのです。
ダウンタウンを散策しながら、ゆっくりと街の雰囲気を味わうのがおすすめです。
アクセス
多くの日本人観光客が利用するコナ国際空港とは反対側にあるヒロ。
ヒロへ行くには、いくつかのルートがあります。
<飛行機>
・ホノルル―ヒロ国際空港 所要時間1時間前後
<レンタカー>
コナ国際空港―ヒロ
・南回りルート 所要時間3時間前後 209㎞(観光名所を巡りながら行けるルート)
・北回りルート 所要時間2時間前後 149㎞
・サドルロード 所要時間1時間40分前後 124㎞(最速で行けるルート)
<路線バス>
・HELE-ON BUS 所要時間3時間程度(1日3便、日曜運休)
サウスポイント
ハワイ島の南海岸にはサウスポイントと呼ばれる場所があります。
ここはアメリカ合衆国の最南端の地として非常に有名です。
おすすめポイント
激しい風が吹く南海岸は、切り立つ崖によって海に入ることはできません。
荒々しく押し寄せる波は、南国の楽園ハワイの別の顔を見ているようで。
このポイントは、現地の人たちにとっては絶好の釣りポイントとして有名です。
観光客が釣りを楽しむことはあまりありませんが、雄大な自然の力を感じられる場所として多くの人が足を運びます。
足元は不安定でサウスポイントにたどり着くまでには体力が必要です。
アクセス
<レンタカー>
・ナアレフから車で約30分
12月に楽しめるおすすめのツアー
12月におすすめのツアーを3つ紹介していきます!
キラウエア火山 ヘリコプター遊覧50分
&ハワイ島名所観光ドライブツアー
ハワイ島の空と陸の旅を両方満喫できる欲張りツアーです!
パーカー牧場・ワイピオ渓谷・アカカの滝などの観光名所を車で巡ったら、ヘリコプターに乗ってキラウエア火山上空へ!
さらにツアーは続き、ヒロを散策したらヒロ周辺の観光スポットにも足を運ぶことができます。
ハワイ島での滞在時間が限られていて、まんべんなく観光スポットを巡りたい人にちょうどよいツアーです!
マウナケア山頂 サンセット&星空観測ツアー
真冬のマウナケア山にのぼって、美しいサンセットと星空を眺めることができたらもう思い残すことはありません。
日本語ガイドがついているので、マウナケアから見られる星空についても知識を深めることができます。
ハワイ島で一番宇宙に近い場所に登って、壮大な景色をご覧ください!
ハワイ島 乗馬ツアー
コハラ・コーストの広大な牧場で、ゆったりとした時間を過ごせる乗馬ツアーです。
乗馬を楽しみたい!牧場から見られるハワイ島の景色を眺めたい!という人におすすめです。
広い牧場を馬に乗って散策する爽快感は、他のアクティビティとはまたちがった気持ちよさです!
まとめ
クリスマスや年末とイベントが目白押しの12月!
年間を通して夏の雰囲気をもつハワイ島でも同じようにクリスマスや年越しのイベントが開催されます。
特に大晦日は毎年、マウナケア山頂から初日の出を眺めるために多くの観光客が足を運びます。
時期の色に合わせた旅程の組み方も魅力的ですね!
ホエールウォッチングは、冬季シーズンにしか楽しめない限定的なアクティビティですので、こちらもお忘れなく!
下旬はやや料金が高くなりますが、ハワイ島での素敵な年越しはいかがでしょうか?