ハワイ島で逃れの地と呼ばれるプウホヌア・オ・ホナウナウ国立歴史公園ってどんなところ?
目次
- 1 ビッグアイランドの愛称で知られる ハワイ島
- 2 ハワイ島ってどんなところ
- 3 ハワイ島への行き方
- 4 ハワイ島の魅力
- 5 逃れの地と呼ばれる プウホヌア・オ・ホナウナウ国立歴史公園ってどんなところ
- 6 逃れの地と呼ばれる理由
- 7 見どころ
- 8 営業時間・入園料・駐車場
- 9 アクセス
- 10 ハワイ島には歴史を学べるスポットがたくさんある
人気の歴史スポット
- 10.1 カメハメハ大王像
- 10.2 歴史について カパアウにあるカメハメハ大王像は、一番初めに作られながら設置されたのはホノルルに次いで2番目でした。 フランスのパリで作られた、カパアウ用の大王像は船でホノルルに輸送中に遭難し、船とともに海に沈んでしまいます。 そこで2体目として発注されたカメハメハ大王像がまず到着し、ホノルルに設置されます。 その後、海に沈んだカパアウ用の大王像が1912年に引き上げられ、設置されたため、制作と建立の順序がずれてしまったのです。 いっぽう、ヒロ市内のカメハメハ大王像は、町おこしのために作られたものです。 この像は、もともとカウアイ島のプリンス・コーポレーションが所有していたもので、カウアイ島に建てる計画もありました。 しかし、カウアイ島はカメハメハ大王に征服されていなかったこともあり、ヒロに建てられた経緯があります。 見どころ できれば、ハワイ州にある3つのカメハメハ大王像を見比べてみてください。 どの像も右手を掲げ、左手に槍を持っています。 これは右手が繁栄を願い、左手が平和の象徴と言われています。 そして、ヒロのカメハメハ大王像だけ、顔つきが西洋人っぽくなっているのも見どころです。 アクセス ・カパアウのカメハメハ大王像 コナ国際空港からは、ハワイ・ベルトロードから周道270号で島の北端を目指します。 周道沿いの街カパアウにあり、車で1時間程かかります。 ・ヒロのカメハメハ大王像 【住所】 Kamehameha Statue Hilo HI 96720 アメリカ合衆国 カメハメハアベニューからビショップストリートに入ったところにあります。 リリウオカラ二公園
- 10.3 歴史について ハワイ王国時代は、王族のための養魚場でしたが、米国領となってからはハワイ最後の女王リリウオカラニから提供され公園となりました。 当時のハワイ島には、サトウキビのプランテーション農場に多くの日系人労働者が働いていたこともあり、日本庭園となった経緯があります。 見どころ この島の見どころは、この日本庭園です。 リリウオカラニ公園は、海外にある日本庭園で最大の面積を持ち、赤い太鼓橋や鳥居、石燈篭や東屋、庭石、茶室などがあり、松やツツジがあるとても日本らしい庭園になっています。 茶室「松浪庵」は、裏千家15代目家元の寄贈によるもので、現在も茶道教室などが開かれています。 また石燈篭は、日系移民がハワイ島に入植してから100年を記念して、1968年に日本から寄贈されたものです。 このように日本独特の風景が作り出された日本庭園は、2017年に「アメリカのランドマーク」という切手シリーズの一つとなっています。 アクセス 189 Lihiwai St #151 Hilo HI 96720 ヒロ市内で、カメハメハアベニューからリヒワイストリートで海に向かった、ナニロア・ゴルフコースの横にあります。 ワイピオ渓谷
- 10.4 歴史について ワイピオ渓谷は昔から水が豊富で肥沃な地だったこともあり、タロイモ畑やさまざまな果物や野菜が育ちました。 また海が近く、魚などの海の幸も豊富だったことから、王族を中心としたコミュニティがありました。 見どころ ワイピオ渓谷の最大の魅力は、ダイナミックな自然に触れられるところです。 渓谷には展望台もあり、さまざまな角度で渓谷を堪能できます。 そして展望台は海沿いにありますので、渓谷だけでなくハワイの海も展望できます。 また、渓谷の奥にあるヒイラヴェ滝とハカラヴェ滝という高低差が400メートルある双子の滝も神聖な場所です。 ワイピオ渓谷のツアーでは、馬に乗って散策する乗馬ツアーがあります。 日本ではなかなか体験できないツアーですので、ぜひ検討してみて下さい。 アクセス 【住所】48-5561A Waipio Valley Rd Honokaa HI 96727 コナ国際空港ルア・コナ方面から行く場合は、州道190号(ハワイ・ベルトロード)を通ってワイメアまで行き、そこから19号に入り、ホノカアで240号をすすみます。 2時間程度かかります。 おすすめのツアー ハワイ島の歴史や文化に触れることができるおすすめのツアーを3つ紹介します。 ハワイ島スピリチュアルツアー
- 10.5 マウナケア山麓 キラウエア国立公園認定ガイドと行く 世界遺産キラウエア&1日島内名所観光&マウナケア星空観測
- 10.6 ワイピオ渓谷 乗馬ツアー
- 11 まとめ
ビッグアイランドの愛称で知られる
ハワイ島
ハワイ島はビッグアイランドと呼ばれています。
その理由は、ハワイ島以外のハワイ諸島の島の面積を足しても、ハワイ島のほうが広いくらい、この島が大きいからです。
ハワイ島は大きいだけでなく、さまざまな魅力があります。
この記事では、そんなハワイ島についてご紹介します。
ハワイ島ってどんなところ
ハワイ島は面積10430平方キロメートル、人口約19万人が住む、ハワイ諸島の島の一つです。
5つの火山が融合してできた島であり、そのうちのひとつマウナケアの標高は4205メートルと富士山より高い山です。
火山の中にはキラウエアのように活動中の山もあります。
火山を始めとした自然環境が、ハワイ島独自の風景や、歴史、文化を育んできました。
ハワイ島への行き方
ハワイ島にあるコナ国際空港は、羽田空港からの直行便があります。
この直行便は便数が少なく羽田からしか飛ばないため。ハワイ島を訪れる多くの観光客は、オアフ島のホノルル空港を経由しています。
ホノルル空港に便がある日本の空港は、羽田、成田、新千歳、中部、関西、福岡です。
ほとんどの便は、日本を夕方から夜にかけて出発し、日付変更線を通り、ハワイには同日午前中に到着します。
ハワイ島の魅力
ハワイ島の魅力は、魅力的な大自然と島の歴史にあります。
数あるハワイ諸島のなかでも、ハワイ島は歴史と文化が豊かにはぐくまれた島です。
ここでは、ハワイ島の魅力について詳しく見ていきましょう。
手付かずの壮大な大自然
5つの火山からなるハワイ島は、その成り立ちや噴火などによって、火山はもちろん渓谷や草原、ビーチなどさまざまな大自然の風景を作り出してきました。
そのいずれもがハワイ島を訪れる人々に、感動を与えてくれるものとなっています。
迫力満点の火山
キラウエア火山は現在も活動を続けており、頻繁に噴火をする山です。
最近では2020年12月にも噴火がありました。
もちろん安全第一に移動しますが、溶岩流が流れる様子を直接見るツアーもあります。
火山活動を間近に見ることで、地球の生きた鼓動を感じることができるので参加してみましょう。
美しいビーチ
ハワイといえばビーチですが、ハワイ島のビーチは白い砂浜と青い海のコントラスだけではありません。
火山活動などの影響から、砂浜が黒いブラックサンドビーチや、カンラン石が堆積したグリーンサイドビーチなど、この島ならではのビーチもあります。
白い砂浜でなくても、どのビーチも印象的で美しいです。
ショッピングやグルメもおすすめ
ハワイ島にはさまざまなショッピングスポットがあります。
クイーンズ・マーケット・プレイスやプリンス・クヒオ・プラザなどの大型ショッピングモールから、地元の人が毎朝立ち寄る市場のようなスーパーまで、いずれもハワイらしさがあふれているスポットです。
日本へのお土産も、大きなお土産屋さんで買うばかりでなく、地元のスーパーにも掘り出し物があるかもしれません。
また、ハワイ島のなかでもヒロ地区は日本をはじめ海外からの移民が多かったこともあり、さまざまな国の料理が食べられる街です。
日本料理はもちろん、地元ハワイ料理や、各国料理のお店を楽しんでみましょう。
文化や歴史を学ぼう
ハワイ島にはあちこちに歴史的スポットがあります。
観光スポットとなっているワイピオ渓谷など自然の中にもあり、ヒロやコナなどの街中にもあります。
ハワイ島の歴史や文化を学ぶことで、きっとこの島がもっと好きになることでしょう。
逃れの地と呼ばれる
プウホヌア・オ・ホナウナウ国立歴史公園ってどんなところ
耳慣れない「国立歴史公園」という名称ですが、アメリカ合衆国では国立史跡を含む場所を国立歴史公園として整備しています。
2015年現在で、国内50箇所が国立歴史公園となっております。
ハワイ州では、ハワイ伝統のカプ(タブー)を破った人たちが、プウホヌア・オ・ホナウナウ国立歴史公園に逃げ込めば許される駆け込み寺的な役割を担った場所として、国立史跡としているのです。
逃れの地と呼ばれる理由
プウホヌア・オ・ホナウナウの「プウホヌア」とは、ハワイ語で「逃れの場」「聖域」という意味です。
古代ハワイには、カプ制度(掟)が存在していました。
「カプ」という言葉は、英語のタブーがハワイ語化したものです。
「カプ」は、衣食住などの生活全般に関する破ってはいけない決まりごとで、階級や職種、性別によって細かく定められています。
当時は、カプを破ると災難が起きるとも言われ、とても厳しいものでしたので、ハワイの統治者は、破っても逃げ込めば許される「逃れの地」を作りました。
それが「プウホヌア」です。
プウホヌアで、カフナと呼ばれた神官から儀式を受けることで、罪を許されてきました。
この制度は16世紀から300年ほど続きましたが、1819年カメハメハ2世リホリホによって廃止されます。
そのときリホリホは、「男女が席を共にして食事をしてはならない」というカプをわざと破り、災いが起こらないことを実証してみせたのです。
目に見えない迷信を解くには、実際にやってみせるしかなかったのですね。
見どころ
この「プウホヌア・オ・ホナウナウ国立歴史公園」の見どころをご紹介しましょう。
浄化のパワースポット
オアフ島の東海岸には、マカプウヒーリングプールというパワースポットがあります。
場所は、マカプウ岬やペレの椅子のすぐそばです。
古代ハワイでは、このプール(潮溜まり)に流れるマイナスイオンのエネルギーで、病気や問題を抱えた人を癒やしたと言われています。
古代ハワイでは、どこのスポットでどんなことが癒やされるのか、決まっていたといいます。
現代では、自分の心地いいスポットを探して、静かにたたずむ人を見ることができます。
歴史や文化を学べる
1500年代にポリネシアから人が流れ着いて以来、ハワイには歴史が積み重ねられ、文化が育まれてきました。
海に囲まれたハワイ諸島は、島独特の価値観を持ち続け、1790年にはカメハメハ大王によって統一されます。
19世紀には米国から人が来るようになり、価値観が大きく変わっていくのですが、300年余りのハワイ文化は現在もしっかりとこの島に根付いています。
ティキ
ティキとは、ハワイ独特の木や石でできた木彫りの像のことです。
ニュージーランドのマオリ族の言葉から来ているようです。
古代ポリネシア時代にハワイでは、ティキを偶像として祀り、家などで崇めていました。
ティキには四大神がおり、戦いの神クー、森羅万象の神カーネ、海の神カナロア、農業の神ロノと言います。
19世紀初頭のカメハメハ2世の時代に一度は禁止されたティキですが、現在はハワイの神様のシンボルとして、お土産屋さんなどでも見かけます。
美しい海を一望できる
プウホヌア・オ・ホナウナウ国立歴史公園の前の海は遊泳できませんが、透明度の高いきれいな海として有名です。
すぐ隣のホナウナウ・ベイがシュノーケリングスポットとして有名ですので、海水浴がしたい方は、こちらをおすすめします。
営業時間・入園料・駐車場
【営業時間】7時~日没15分前まで(ビジターセンターは8時30分~16時30分)
【入園料】1人$3(15歳以下は無料)。車での来訪者は乗客数に関わらず1台$5(観光バスなど例外あり)。
【駐車場】有料駐車場があります。
アクセス
【住所】 Puuhonua O Honaunau National Historical Park Honaunau Hawaii
【電話番号】808-328-2288または808-328-2326
ハワイ島の西側にあり、コナ国際空港を出てハワイ州道19号線から続くハワイ州道11号線(ハワイ・ベルトロード)を南下し、ホナウナウ(Honaunau)で州道160号線(ケアラ・ケアウエロード)を下りたところにあります。
空港から約1時間で到着します。
ハワイ島には歴史を学べるスポットがたくさんある
人気の歴史スポット
ハワイ島には、市街や観光スポットなどあちこちに歴史を学べるスポットがあります。
ここでは、代表的な歴史スポットを3つご紹介しましょう。
カメハメハ大王像
カメハメハ大王像は、ホノルル、ワシントンに1体ずつ、ハワイ島には2体あります。
ハワイ島のカメハメハ大王像のうちひとつは、島の北端近く、カパアウにあります。
一番初めに作られた大王像です。
もう一つは、ワイロア州立公園に囲まれたヒロ市内にあります。
これは1997年に設置された最も新しいカメハメハ大王像で、高さは4.27mもあります。
フランスのパリで作られた、カパアウ用の大王像は船でホノルルに輸送中に遭難し、船とともに海に沈んでしまいます。
そこで2体目として発注されたカメハメハ大王像がまず到着し、ホノルルに設置されます。
その後、海に沈んだカパアウ用の大王像が1912年に引き上げられ、設置されたため、制作と建立の順序がずれてしまったのです。
いっぽう、ヒロ市内のカメハメハ大王像は、町おこしのために作られたものです。
この像は、もともとカウアイ島のプリンス・コーポレーションが所有していたもので、カウアイ島に建てる計画もありました。
しかし、カウアイ島はカメハメハ大王に征服されていなかったこともあり、ヒロに建てられた経緯があります。
どの像も右手を掲げ、左手に槍を持っています。
これは右手が繁栄を願い、左手が平和の象徴と言われています。
そして、ヒロのカメハメハ大王像だけ、顔つきが西洋人っぽくなっているのも見どころです。
コナ国際空港からは、ハワイ・ベルトロードから周道270号で島の北端を目指します。
周道沿いの街カパアウにあり、車で1時間程かかります。
・ヒロのカメハメハ大王像
【住所】 Kamehameha Statue Hilo HI 96720 アメリカ合衆国
カメハメハアベニューからビショップストリートに入ったところにあります。
リリウオカラ二公園
ヒロ湾のワイアケア半島に位置するリリウオカラニ公園は、12万平方メートルほどの敷地があります。
当時のハワイ島には、サトウキビのプランテーション農場に多くの日系人労働者が働いていたこともあり、日本庭園となった経緯があります。
リリウオカラニ公園は、海外にある日本庭園で最大の面積を持ち、赤い太鼓橋や鳥居、石燈篭や東屋、庭石、茶室などがあり、松やツツジがあるとても日本らしい庭園になっています。
茶室「松浪庵」は、裏千家15代目家元の寄贈によるもので、現在も茶道教室などが開かれています。
また石燈篭は、日系移民がハワイ島に入植してから100年を記念して、1968年に日本から寄贈されたものです。
このように日本独特の風景が作り出された日本庭園は、2017年に「アメリカのランドマーク」という切手シリーズの一つとなっています。
ヒロ市内で、カメハメハアベニューからリヒワイストリートで海に向かった、ナニロア・ゴルフコースの横にあります。
ワイピオ渓谷
ワイピオ渓谷は、カメハメハ大王が幼いこと住んでいたことで聖地となっており、「王の谷」とも呼ばれています。
古代ハワイで、ワイピオ渓谷は歴史的に価値が高いだけでなく、政治・宗教上の重要拠点でした。
ワイピオ渓谷は、渓谷そのものも大変美しくダイナミックな風景となっています。
また海が近く、魚などの海の幸も豊富だったことから、王族を中心としたコミュニティがありました。
渓谷には展望台もあり、さまざまな角度で渓谷を堪能できます。
そして展望台は海沿いにありますので、渓谷だけでなくハワイの海も展望できます。
また、渓谷の奥にあるヒイラヴェ滝とハカラヴェ滝という高低差が400メートルある双子の滝も神聖な場所です。
ワイピオ渓谷のツアーでは、馬に乗って散策する乗馬ツアーがあります。
日本ではなかなか体験できないツアーですので、ぜひ検討してみて下さい。
コナ国際空港ルア・コナ方面から行く場合は、州道190号(ハワイ・ベルトロード)を通ってワイメアまで行き、そこから19号に入り、ホノカアで240号をすすみます。
2時間程度かかります。
おすすめのツアー
ハワイ島の歴史や文化に触れることができるおすすめのツアーを3つ紹介します。
ハワイ島スピリチュアルツアー
ハワイ島には神聖な場所があちこちにあります。
ビーチやアクティビティだけでなく、歴史に触れながらスピリチュアルなハワイ島の魅力に触れてみませんか。
サウスポイントやブラックサンドビーチ、キラウエア火山、ヒロの町、アカカ・フォールズ、ワイピオ渓谷をめぐるツアーです。
マウナケア山麓 キラウエア国立公園認定ガイドと行く
世界遺産キラウエア&1日島内名所観光&マウナケア星空観測
ハワイ島の観光スポットをまわり、夜にはマウナケア国立公園での星空観測を行うツアーです。
昼間のうちに、レインボーフォールズやヒロのカメハメハ大王像などをめぐり、人気のビックアイランドキャンディーズのクッキーやアイスを楽しみましょう。
夜には、マウナケア山麓の標高2000メートルあたりで、レーザーペンを使ったレクチャーを受けながら天体望遠鏡を使って観賞をします。
ワイピオ渓谷 乗馬ツアー
乗馬をしながら、神秘的なワイピオ渓谷の大自然を楽しんでみませんか。馬の乗り方やツアーガイドも日本語で行いますので安心です。
渓谷までは車で移動しますが、観光スポットを巡る2時間ほど、馬に乗ります。
帰路にはショッピングセンターにも立ち寄りますので、お土産も買ってしまいましょう。
まとめ
今回は、ちょっと角度を変えて「プウホヌア・オ・ホナウナウ国立歴史公園」に代表される、ハワイ島の歴史や文化にスポットをあててみました。
ビーチでのんびり過ごして、免税店でお買い物だけじゃないハワイ島にぜひ触れてみて下さい。
最後までご覧いただきありがとうございました。