ハワイ島キラウエア火山ってどんなところ?絶対に訪れるべき火山の見どころや観光する際の注意点を徹底解説
目次
- 1 ハワイ島にある「キラウエア火山」って どんなところ?火山の見どころは?
- 2 キラウエア火山への行き方
- 3 キラウエア火山の歴史
- 4 キラウエア火山の現在
- 5 ハワイ火山国立公園について
- 6 キラウエア火山の見どころ
- 6.1 キラウエア・ビジターセンター / Kīlauea Visitor Center
- 6.2 キラウエア・カルデラ / Kīlauea Caldera
- 6.3 キラウエアイキ火口 / Kīlauea Iki Crater
- 6.4 ハレマウマウ火口 / Halemaumau Crater
- 6.5 サルファー・バンクス・トレイル / Sulphur Banks Trail
- 6.6 デヴァステーション・トレイル / Devastation Trail
- 6.7 チェーン・オブ・クレーターズ・ロード / Chain of Craters Road
- 6.8 キラウエア・イキ展望台 / Kīlauea Iki Overllook
- 6.9 ナーフク(サーストン溶岩トンネル) / Nāhuku (Thurston Lava Tube)
- 7 火山観光をする際の服装・注意点
- 8 ハワイ火山国立公園をもっと楽しみたい! おすすめのアクティビティツアー
- 9 まとめ
ハワイ島にある「キラウエア火山」って
どんなところ?火山の見どころは?
キラウエア火山は、ハワイ島の南東部、ハワイ火山国立公園(ハワイ・ボルケーノズ・ナショナル・パーク)内にある火山で、世界で最も活発な火山の1つとして知られています。
キラウエアはハワイ語で「噴き出す」という意味があり、その名の通り、頻繁に溶岩を噴出する活動的な火山です。
キラウエア火山は、楯状火山(たてじょうかざん)と呼ばれる、比較的平らでなだらかな斜面を持つ火山です。
キラウエア火山はハワイで唯一の世界遺産であり、現在もなお噴火が続いていることから、多くの旅行客が訪れる島内屈指の人気スポットになっています。
2018年には大規模な噴火が発生し、近隣の住宅地が溶岩に飲み込まれ、住民は避難が必要になるほど、大きな被害がありました。
最近では、2023年にも噴火活動が確認されています。
キラウエア火山への行き方
ヒロ国際空港からルート11をそのまま南に車で走って約50分。
道路にハワイ火山国立公園の入り口のサインが出ていますので、それを目印に進みましょう。
空港からヘレオン・バスを利用して行くこともできますが、広い公園内は車で観光が出来るので、空港でレンタカーを借りるのがおすすめです。
キラウエア火山の歴史
およそ60万年~30万年前に海底での堆積が始まり、10万年ほど前に海面からその姿を現したのではないかと考えられています。
ポリネシア人がハワイ諸島へやってきたのは西暦500年頃。その頃にはすでに形成され、盛んに火山活動が繰り返されていたのかもしれません。
神話で有名な火の女神「ペレ」は、キラウエアの火口に棲むといわれており、畏怖心と表裏一体の信仰を集めています。
キラウエア火山の現在
何度も噴火を繰り返してきたキラウエア火山。1983年から2018年までの35年間は、ほぼ絶え間なく噴火を続けていました。
プウ・オオ火口を中心とした溶岩の流出は、プナ地区の住宅や農地を埋め尽くし、1988年にはカラパナの海岸に達しています。
さらに王族が水浴びをしたというクイーンズ・バスまで達し、翌年には13世紀に築かれたワハウラ・ヘイアウのほとんどを飲み込みました。その後1990年には、黒砂海岸で有名なカイムやカラパナも溶岩に飲み込まれました。
2018年5月の噴火後、2023年にも噴火活動が確認されています。
キラウエア火山の標高は1,247メートルと比較的低いものの、その広範囲にわたる溶岩の流出は島全体に大きな影響を与えてきました。
ハワイ火山国立公園について
出典:Hawaiʻi Volcanoes National Park
キラウエア火山を観光する入り口となるハワイ火山国立公園内には、現在も活動を続けるキラウエア火山のプウ・オオ火口、ハレマウマウ火口などがあり、パワースポットとしても知られています。
火口を見学するのはもちろんですが、そのほか、溶岩洞を歩いたり、溶岩だらけの景色を見ながらドライブしたりとアクティビティはいろいろあります。ハイキングコースやキャンプ場もあるので、ゆっくり時間を取って観光するのがおすすめですよ♪
営業時間: 24時間
定休日: 毎日営業
入場料: 車1台 $30、人1人 $15(徒歩又は自転車で来た場合)
※入場料は7日間有効
キラウエア火山の見どころ
ハワイ火山国立公園は、ダイナミックなキラウエア火山と巨大なマウナロアで構成されています。
火山の楽しみ方と合わせて立ち寄りたい観光スポットをご紹介していきます。
キラウエア・ビジターセンター / Kīlauea Visitor Center
出典:Hawaiʻi Volcanoes National Park
ハワイ火山国立公園の観光案内所。キラウエア火山に関する展示物や売店、トイレなどがあり、観光の拠点になる場所です。
館内にはレンジャープログラムという、パークレンジャーによる無料アクティビティの開催情報も掲示されています。
火山活動が活発であるため、公園を訪れる際には最新の安全情報を得ることが重要です。ゲートを入ってすぐのキラウエア・ビジターセンターで、最新情報を確認しましょう。
キラウエア・カルデラ / Kīlauea Caldera
出典:ウィキペディア
キラウエア火山が誇る巨大なカルデラで、縦4.7km、横3.1km、深さ165mもあります!
このカルデラでは1982年以降の噴火はなく、平静な状態を保っています。
火口の周囲はもちろん、カルデラ内にもトレイルがあり、火口底のトレッキングを楽しむこともできます。
キラウエアイキ火口 / Kīlauea Iki Crater
出典:ウィキペディア
キラウエア・イキ・クレーターは1868年と1959年に噴火でできたものです。
深さ約100m、直径約1kmで、イキはハワイ語で小さいという意味です。
植物が茂る坂の登り下りと、火口の底の平らで乾いた部分があって変化に富んでいるため、人気のトレイルコースでもあります。
ハレマウマウ火口 / Halemaumau Crater
出典:ウィキペディア
キラウエア・カルデラ内にある直径1kmの円形の火口で、海側へ向かう道を進むと、溶岩ウォークができる溶岩台地があり、その先には溶岩流の軌跡が見える絶景展望台があります。
ゆらゆら燃える赤く美しい炎が圧巻で、自然が作り出した唯一無二の世界を感じられるでしょう。
海近くまで行けば溶岩に飲まれた旧道も見学できます。
サルファー・バンクス・トレイル / Sulphur Banks Trail
出典:Hawaiʻi Volcanoes National Park
キラウエア・ビジターセンターの近くにあるトレイルです。サルファーとは硫黄のことであり、硫黄で黄色く染まった岩が見どころの一つです。
岩からは水蒸気が出ており、周辺は硫黄の臭いがします。
道が整備されていて歩きやすいトレイルですが、火山ガスが出ている場所であるため、呼吸器系の持病や心臓病がある方、妊娠中の方、小さなお子様は近づかないようにしましょう。
デヴァステーション・トレイル / Devastation Trail
出典:Hawaiʻi Volcanoes National Park
キラウエア・カルデラに沿って走るクレーター・リム・ドライブとチェーン・オブ・クレーターズ・ロードが交差する付近にあるトレイルです。
ハワイの固有種であるオヒアの林や、熱帯植物が生い茂る素晴らしい眺めが楽しめます。
片道15分と散歩気分で歩くことができる短いコースです。舗装された遊歩道なので、ベビーカーや車椅子でも楽しめますよ。
チェーン・オブ・クレーターズ・ロード / Chain of Craters Road
出典:4Travel
クレーター・リム・ドライブから約30km続く舗装道路です。流れ出た溶岩の跡が見られる迫力あるドライブ道として人気。
溶岩台地には、ところどころにハワイの固有種「オヒアレフア」などの植物が自生しており、森ができるまでの形成過程を見ることができます。
流れ出た溶岩の跡は迫力があり、自然の造形を楽しむこともできます。
ただし、道中にお店やガソリンスタンドは無いので、準備を済ませてから向かいましょう。
キラウエア・イキ展望台 / Kīlauea Iki Overllook
出典:Hawaiʻi Volcanoes National Park
キラウエア・イキ・クレーターをメインに、カルデラやハレマウマウ火口、プウプアイ、そしてマウナロアまでをも見渡すことができてしまう贅沢な展望台です。
ここから眺めるとクレーターの様子がよくわかります。
サーストン溶岩洞の駐車場から火口へ下るトレイルがあり、約120メートルを一気に下ります。
底は固まっているようですが、地下には未だマグマが流れているようです。
所々白い煙を上げる小さな噴気孔や、波打つ溶岩、ひび割れたようなクラックなどが見られます。
ナーフク(サーストン溶岩トンネル) / Nāhuku (Thurston Lava Tube)
出典:Hawaiʻi Volcanoes National Park
約500年前にできた溶岩の流れる過程でできたトンネルで、パワースポットとしても有名です。
原生林の中を通り抜けると突然溶岩トンネルの入り口が現れます。
公園の中でも比較的簡単にアクセスできるスポットであるため、ぜひ訪れてみましょう。
火山観光をする際の服装・注意点
日中と朝晩、晴れと曇りで気温差があります。
気温に合わせて調整できる服を準備しておきましょう。
また、足場が不安定な溶岩の上を歩くので、履き慣れたスニーカーや長ズボンを着用すると良いでしょう。
飲み物や食事を購入できるところがあまりありませんので、こちらも合わせて事前に用意しておくことをおすすめします。
ハワイ火山国立公園をもっと楽しみたい!
おすすめのアクティビティツアー
火山が作り出す自然の美しさは圧巻です。
そんなハワイ火山国立公園をさらに楽しむためのツアーをご紹介します。
キラウエア火山 ヘリコプター遊覧
キラウエア火山の火口や溶岩、絶壁の滝にかかる虹、ワイピオ渓谷、コハラ・コーストなど、上空からダイナミックな自然を眺めるツアーです。
ハワイ州認定のツアーガイドであるパイロットが、それぞれの見どころを丁寧に紹介します。
機内は個別シートで、リムジンに乗っているかのようにリラックスできますよ☆
認定ガイドと行くマウナケア山麓!
1日島内観光&マウナケア星空観測ツアー
世界遺産キラウエア火山とマウナケアの星空を1日で体験できる欲張りツアーです。
壮大なキラウエア火山の光景と、マウナケア山麓で満天の星空観賞は感動の連続。
さらに、落差24メートルのレインボーフォールズやクッキーで有名なビッグアイランドキャンディーズへも案内してくれるボリューム満点のツアーになっています。
キラウエア火山ヘリコプター遊覧付き!
ハワイ島名所観光ドライブツアー
上空から世界遺産のキラウエア火山を観賞するヘリコプターでの遊覧飛行と、ハワイ島の名所を巡るドライブが楽しめるツアーです。
空と陸から、それぞれ違った目線でハワイ島の魅力を感じることができます。
遊覧飛行からハワイ島の名所観光まで、あれもこれも楽しみたいという方におすすめです。
まとめ
ハワイ島の何よりの魅力は大自然!特に火山は他でも見ることのできないハワイ島ならではの見どころです。
近年ハワイ島は、この大自然を一目見ようと、世界中から観光客が訪れる人気スポットになっています。
大自然が生み出す唯一無二の絶景は一生の思い出になるでしょう。
今度の海外旅行はビッグアイランドを選んでみませんか。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。