プナルウ黒砂海岸ってどんなところ?ハワイ島の神秘的な黒いビーチの見どころやおすすめのツアーをご紹介
目次
ビッグアイランドの愛称で
知られるハワイ島
日本人をはじめ世界中の人に愛されるリゾート地ハワイ。
多くの人は州都ホノルルがあるオアフ島をイメージするのではないでしょうか。
ハワイには他にも知られていない魅力があります。
その一つが、別名ビッグアイランドと呼ばれるハワイ諸島最大の島、ハワイ島です。
同じハワイ諸島でも、オアフ島とハワイ島では気候や自然環境も異なるので、ハワイの奥深さに圧倒されてハワイがもっと好きになるでしょう。
今回はそんなハワイ島の魅力、見どころなどをご紹介します。
ハワイ島の魅力に触れて、是非オアフ島だけなく足を伸ばしてハワイ島にも行ってみて下さい。
ハワイ島ってどんなところ
ハワイ諸島の中で南に位置するハワイ島は、面積10,430平方kmにも及びますが、人口は約18万人とオアフ島より少ないです。
世界的に有名なキラウエア火山は現在も活動しつづけており、まさに地球の息吹を感じさせるスポットです。
ハワイ島は、貿易風の影響を受けて西部と東部で気候が大きく異なるのが特徴で、中央にある標高4200mを越えるマウナケア山は冬には雪が降ります。
西部は乾燥していて比較的雨が少なく、東部は亜熱帯で雨もよく降ります。
そのため、ハワイ島で観光する時は雨具や防寒具が必要なこともあります。
そんなハワイ島は、植物も多種多様で固有種もあり、自然の壮大さを感じさせてくれるでしょう。
海岸線を見ると溶岩が流れ着いて黒くなった海岸が多く、オアフ島のような白い砂浜が広がるビーチはハワイ島には珍しいといえます。
ハワイ島への行き方
日本からハワイ島への直行便は成田空港と羽田空港に限られているため、ほとんどの人はホノルル国際空港を経由してハワイ島に行くことになります。
ホノルル国際空港までは成田空港・羽田空港・新千歳空港・中部国際空港・関西国際空港・福岡空港から直行便が出ています。
ホノルルからハワイ島までは約45分の所要時間です。
ホノルル国際空港に到着したら、インターアイランド・ターミナル方向に進み、乗り継ぎします。
乗り継ぎの時間を考えて2時間ほどは時間に余裕を持たせておきましょう。
ハワイ島には西海岸のコナ国際空港と東海岸のヒロ国際空港の2つの空港があります。
ワイコロア、マウナ・ラニなどの高級リゾート地はコナ国際空港が便利です。
西海岸のコナ国際空港と東海岸のヒロ国際空港間は車で約3時間の距離なので、宿泊先や観光する場所を考えて選びましょう。
ハワイ島の魅力
ハワイ島は、他のハワイの島々とは異なる自然環境があり、世界遺産もあります。
また、スピリチュアルなスポットが多く、カメハメハ大王の生誕の島でもあります。
知れば知るほどハワイ島の魅力にはまってハワイ島が好きになる人も多く、ワイキキの喧騒から離れてゆっくりリゾートを楽しむ欧米人の姿が多いのはそのためです。
一方、オアフ島で宿泊しながらオプショナルツアーでハワイ島を観光することもできます。
日帰りツアーでハワイ島を訪れる日本人は多いですが、宿泊する日本人はまだ少ないです。
ゆっくり過ごすならハワイ島で数泊したのち、最後の数日間をオアフ島に宿泊してショッピングを楽しむのもいいかもしれませんね。
ハワイ島の魅力についてもう少し詳しく見ていきましょう。
手付かずの壮大な大自然
ビッグアイランドとして親しまれているハワイ島には、4000m級の山々や今も活動を続ける火山、落差150mを越える滝、ウミガメに遭遇できるビーチなど、手付かずの大自然があります。
ハワイ島は荒々しい壮大な大自然とスピリチュアルな雰囲気が今も漂う不思議な島です。
迫力満点の火山
ハワイ島といえばキラウエア火山が有名であり、そのキラウエア火山があるハワイ火山国立公園は世界遺産に指定されています。
世界で最も活発な活動を続けているキラウエア火山には、昔から火の女神ペレが住むとされ、ハワイ先住民の神聖な場所です。
公園内には博物館やトレイルがあって散策しながら迫力ある火山を間近で見学できます。
キラウエア火山を巡るツアーはたくさんあり、海に流れ込む溶岩を見たり、ヘリで上空からキラウエア火山全体を観光するなどアプローチはさまざま。
地球の鼓動を感じられるキラウエア火山は、ハワイ島観光では外せないスポットです。
美しいビーチ
ハワイ島はオアフ島と異なり白い砂浜が少ないのが特徴です。
数少ない白い砂浜があるビーチとして有名なのがシュノーケリングが楽しめる「カハルウ・ビーチ」で、透き通るような美しい海が広がっています。
ここはウミガメに会えるビーチとして知られていて、運が良ければウミガメと泳げるかもしれません。
マウナケアリゾートのハプナ・ビーチ・リゾート(旧ハプナビーチプリンスホテル)に隣接するハプナビーチ州立公園に、アメリカの中でもベスト10に入ると言われる美しい「ハプナ・ビーチ」があります。
ハワイ島でも一番大きな白い砂浜のビーチで波は穏やかで、このビーチを訪れるリピーターも多くいます。
ビーチの周辺には大きな建物がなく見晴らしが良いビーチですが、アクセスは少し不便です。
のんびり過ごしたい方は一度訪れてみてはいかがでしょうか。
ショッピングやグルメもおすすめ
ハワイ島のおすすめショッピングスポットは、ワイコロア・ビーチ・リゾート内にあるショッピングモール、
「キングス・ショップス」と「クイーンズ・マーケットプレイス」です。
高級ブランド品をはじめハワイの雑貨なども販売していて、お土産にもおすすめです。
クイーンズ・マーケットプレイスには、ハワイの工芸品ハワイアンキルトやジュエリーをはじめ、滞在中に必要な日用品も販売しています。
特に、天然石で作ったハワイアンジュエリーはお手頃価格でおしゃれです。
また、日本にはないハワイ独特なおしゃれな水着もあって、ハワイ島のビーチにはよく映えるので女性には人気です。
男性にはサンダル、ショートパンツやハワイ限定のアロハシャツなどもあります。
ハワイ島のおすすめグルメは、ワイキキにもある「Ruth’s Chris Steak House」です。
ワイコロアエリアからほど近い、ザ・ショップス・マウナラニの中にあり、名物巨大Tボーンステーキは絶品です。
ワイコロアにあるイタリアンレストラン「Pueo’s osteria」のパスタ、ラザニアもおすすめです。
ヒロにあるビッグアイランド・キャンディーズがお土産としておすすめで、クッキーとチョコレートは人気があります。
文化や歴史を学ぼう
ハワイ島はキャプテン・クックにより発見されたのが1778年で、すでに先住民には信仰となる神がおり、カプーとよばれる厳格な社会階層ができていました。
その頃のハワイは島々で権力をめぐる争いが起こっており、ハワイ島ノース・コハラ出身のカメハメハ大王が、欧米の文化を極的に取り入れることで1810年にハワイを統一し、ハワイ王朝が誕生します。
その後、列強の植民地化や覇権争い、さらには西洋から持ち込まれた病気で先住民の多くが亡くなったことで、1898年にハワイは王国からアメリカの属領になりました。
ハワイ島には今もカメハメハ大王に関する遺跡や建物が存在していて、観光スポットになっています。
プナルウ黒砂海岸って
どんなところ
カイルア・コナから約1時間45分、キラウエア火山に向かう途中にプナルウ黒砂海岸があります。
ハワイといえば白い砂浜をイメージしますが、ハワイ島には黒砂海岸がいくつもあって、白い砂浜は珍しいです。
プナルウ黒砂海岸の魅力はウミガメに出会う確率の高さです。
海だけでなく、ビーチに上がってくることもあるウミガメは貴重な保護動物に指定されていて、4~5m以内に接近するのは禁止されています。
砂浜が黒い理由
キラウエア火山から流れ出た溶岩流が海に流れ込んで急速に冷えて固まり、爆発して黒い砂に形を変えてできたビーチです。
一般にブラックサンドビーチとも呼ばれています。
溶岩の硬い塊が砂のようにさらさらになって砂浜を埋め尽くしています。
プナルウ黒砂海岸の見どころ
カウ沿岸南東部にある、ブラックサンドビーチと呼ばれるプナルウ黒砂海岸の見どころは、ハワイでは神聖な生き物として考えられているウミガメに会えることです。
普段は海に潜っていますが、日光浴しに陸に上がってくることがあります。
至近距離から見られる絶好の機会ですが、立て看板には4m近く離れるように注意書きがあります。
ハワイでは法律で定められた決まりなので必ず守って下さい。
プナルウ黒砂海岸は海水浴には適した海岸とはいえませんが、観光客はかなり訪れるスポットになっています。
また、冬には運が良ければホエールウオッチングもできるそうです。
神秘的な黒い砂浜
黒い砂は太陽を反射してキラキラと光り、なんとも言えない神秘的な景色です。
プナルウ黒砂海岸は流れが早いため海水浴はできませんが、散策を楽しむ観光客が多く訪れます。
ウミガメに会える
プナルウ黒砂海岸では日光浴しているウミガメに遭遇します。
ハワイでは神聖なウミガメですが、絶滅危惧種に指定されています。
むやみに近寄らないように看板も出ていますので注意して下さい。
SNS映え間違いなし
自然が作りだしたブラックサンドビーチはインスタ映えすることでも有名です。
そのため、多くの観光客がSNSに画像を載せています。
ペトログリフ
プナルウ黒砂海岸の駐車場付近の岩には先住民が描いたと思われる絵文字(ペトログリフ)が残されています。
ハワイの歴史を知る上でも大変貴重なものです。
設備が整っている
日中は観光バスが次々と頻繁にやって来て、一時的に混雑することがあります。
それ以外は比較的静かなところで、バーベキュー施設やパビリオン、トイレも完備されていて、許可を取ればキャンプもできます。
キラウエア観光の帰りに立ち寄るのもおすすめです。
アクセス・駐車場について
プナルウ黒砂海岸までは、ヒロ国際空港から車で約1時間15分です。
ハイウェイ11号線を南下し、56マイルマーカーを過ぎたら左折します。
駐車場は北側と南側に2か所あります。
ハワイ島には
綺麗なビーチがたくさんある
ワイルドな自然のハワイ島には真っ黒な溶岩が埋め尽くすビーチが多い中、砂浜が白く輝くビーチもあります。
おすすめは西側にあるコナを中心としたエリアで、乾燥地帯なので晴れの日が多く、ホテルやショッピングセンターも集まる人気のスポットです。
ビーチではボディボードを楽しむ若者や、パラソルの下で読書を楽しむ観光客の姿も見かけます。
ハワイ島のおすすめビーチ
ハワイ島にはプナルウ黒砂海岸以外にも多くのビーチが点在しています。
ぜひ訪れてほしいハワイ島のおすすめのビーチについてご紹介します。
カハルウビーチパーク
コナにある家族で楽しめるビーチ「カハルウビーチパーク」も人気の美しい海です。
ビーチにはテーブルやベンチも設置されています。
防波堤があるので、波は穏やかでシュノーケリングも思う存分楽しめます。
見どころ
カハルウビーチパークは、ウミガメに遭遇できるビーチとして有名です。
ビーチの北側には初心者でも安心してサーフィンができるスポットがあり、レッスンも行われています。
ハワイ島でサーフィンをマスターするならカハルウビーチパークがおすすめです。
アクセス・駐車場の有無
カハルウビーチパークはカイルアコナから車で南に約15分のところにあります。
駐車場、シャワー、売店、レンタル用品、休憩所が完備されているビーチです。
ハプナビーチ州立公園
ハプナビーチ州立公園は、全米ナンバーワンに選ばれたことがあるほど度肝をぬくスケールの大きな白い砂浜と、
濃いマリンブルーの海が広がる公園です。
旧ハプナビーチプリンスホテルに隣接しています。
見どころ
ハプナビーチ州立公園は約25haの広さがあり、ハイキングもできて、ビーチは遠浅で子供連れで泳ぐのにおすすめです。
公園内にはレストラン、バー、トイレや寝泊まりができるシェルターがあり、公式サイトから予約を入れられます。
アクセス・駐車場の有無
ハプナビーチ州立公園はカイルアコナの北約51kmのところに位置しています。
公園内には駐車場が完備されているため安心です。
グリーンサンドビーチ
ハワイ島のグリーンサンドビーチという砂浜も有名です。
コナ国際空港から車で2時間の所にあるパパコレア・グリーンサンド・ビーチのことで、
アメリカ領最南端の秘境として親しまれています。
秘境と呼ばれる理由は、それはビーチまで舗装された道路がなく、柔らかい砂地のため一般車が通れないからです。
そのため、途中で車を駐車して歩いてビーチまで行くことになりますが、歩いて行けば片道約2時間はかかります。
そのため、ハインキング感覚で歩いてビーチに向かう人がほとんどです。
ビーチに降り立つと緑色の砂が広がっています。
これは「かんらん石」という火成岩にふくまれる鉱物の一種でオリーブ色をしていて、その結晶は8月の誕生石「ペリドット」になります。
珍しいからと持ち帰らないようにしましょう。
見どころ
古代エジプトでは、ペリドットは暗闇を吹き払う護身石として王族が崇高なものとして扱ってきました。
別名「ハワイアンダイヤモンド」ともいわれ、オアフ島のダイヤモンドヘッドの名前の由来がペリドットだといわれています。
グリーンサンドビーチという名前のごとく、宝石をちりばめたような砂浜は太陽の光にきらきら輝いています。
ビーチまでは悪路ですが、見に行く価値は十分ありますよ。
アクセス・駐車場の有無
ハワイ島の南サウスポイントにあるグリーンサンドビーチへは、レンタカーで行くこともできますが砂にはまって動けなくなる危険があるので注意して下さい。
コナからでもヒロからでもハイウェイ11を南下して「South Point Road」に入ります。
コナからいた場合は右折、ヒロからは左折します。
さらに南下すると風力発電用のプロペラが見えてきます。
直進すると分岐点にたどり着き、左に進むとグリーンサンドビーチ、右に行くとサウスポイントの灯台に行きます。
ビーチのそばに無料で停められる駐車場があるので利用して下さい。
おすすめのツアー
ハワイ島観光のおすすめツアーをご紹介します。
ハワイ島は見どころがいっぱいあるため、特に行ってみたいスポットを厳選して参加できるツアーを探しましょう。
ハワイ島名所観光
キラウエア火山、
アカカの滝など15か所を巡る
+B級グルメツアー
ハワイ島観光で絶対外せないのがキラウエア火山です。
こちらのツアーにはその他、落差150mのハワイで最大の滝、アカカ滝をはじめ15か所を1日で観光します。
ランチはカフェでロコモコやマラサダなどB級グルメが楽しめます。
ヒロにあるビッグアイランド・キャンディーズにも立ち寄りチョコやクッキーを作る工場見学もあります。
日本語ガイド付きのツアーです。
ハワイ島スピリチュアルツアー
ハワイ島はスピリチュアルなスポットがいくつもあります。
こちらのツアーでは、早朝から夕方にかけて、そういったスピリチュアルスポットを観光するツアーです。
ハワイのエネルギーを感じながらサウス・ポイント、ブラックサンドビーチ、キラウエア火山、アカカ滝、ワイピオ渓谷などを観光します。
ヒロの街にも寄るので、お土産を買う時間も確保できますよ。
日本語ガイド・ランチ付きのツアーなので安心です。
まとめ
ハワイ島のプナルウ黒砂海岸についてご紹介しました。
ハワイ島は自然の驚異に満ち溢れた島で、天候も地域によって異なります。
贅沢なリゾートホテル、情緒ある素朴な街、カメハメハ大王の生誕地、
神聖なマウナケア山など魅力的なスポットもたくさんあります。
きっとまた訪れたくなるハワイ島で地球の息吹を感じ、スピリチュアルなスポットで癒しのエネルギーを感じてみてください。
最後までお読みいただきありがとうございました。