サーファーの聖地 オアフ島でサーフィンを楽しもう!人気のサーフポイント・ツアーもご紹介
目次
ハワイで一番人気のリゾート地オアフ島
世界一の観光地と呼ぶ人も数多くいるほど、ハワイは地上の楽園と言いたくなるような素晴らしい土地です。
アメリカ合衆国の州の1つとして名を連ねていますが、アメリカ本土とは3,000km以上離れているため、気候や風土は大きく異なっています。最も寒くなる1月の頃でも、最高気温の平均値は日本の夏日にあたる25℃をマークしていて、その環境はまさに常夏の楽園。
毎年多くの人々がこぞって詰めかけるのも納得できるほど美しく、のびのびと過ごせるのがハワイの魅力です。
そんなハワイですが、130以上もの島々が集まった諸島であることを、みなさまはご存知でしょうか。諸島の中にはハワイ島という島がありますが、そこは諸島の中心地ではありません。多くの観光雑誌やテレビ番組で目にするハワイのイメージは、そのほとんどが州都ホノルルを擁するオアフ島のものなのです。
この記事では超人気観光スポットであるオアフ島について、サーフィンというコンテンツを中心に迫っていきたいと思います。
オアフ島ってどんなところ
オアフ島の面積は1,545 km²。これはハワイ諸島にある観光島の中で三番目の広さであり、日本で言えば沖縄本島よりも広め。離島としてはかなり大きめの部類であると言えます。
都心部であるホノルルは、オアフ島のみならず、ハワイ諸島全域の政治・経済・観光の心臓部。それによって、オアフ島はハワイ諸島の中心地となっているというわけです。
海だけでなく陸の観光地にも恵まれていて、ダイヤモンドヘッドをはじめとする山や丘の数々は素晴らしいロケーションを誇っています。
オアフ島への行き方
オアフ島は年間を通して人気の高い観光地であることから、日本とホノルル空港の間にはたくさんの飛行機が行き来しています。
成田空港、羽田空港、中部国際空港、関西国際空港、福岡空港、新千歳空港といった主要な空港からはホノルルへの直行便が出ており、大手航空会社から価格帯の安いLCCまで広い選択肢の中から利用する便を選べるのも特徴です。
往路は約7時間、復路は約9時間で行き来することができますので、海外旅行としては比較的アクセス性の良い部類だと言えるでしょう。
オアフ島の魅力
オアフ島を含むハワイ諸島は、現在の国家の枠組みとしてはアメリカの一部ですが、1893年と、かなり最近まではハワイ王国として存在していました。その残り香は今も色濃く、オアフ島にはアメリカとも異なるさまざまな魅力的な文化が根付いています。
特に昔ながらの歌や踊りは、今も伝統的な文化として、そして貴重な観光資源として脈々と受け継がれており、それを見ることができるのが観光客に人気のルアウ・ショー。ファイアーダンスやフラダンスなどを見ながら美食を楽しむことができるイベントであり、おもてなし精神を感じることができます。
洗練された観光地でありながら、昔ながらの空気感も残されているという二面性は、オアフ島ならではの大きな魅力であると言えるでしょう。
美しいビーチと広大な大自然
オアフ島の海は非常に美しく、透き通るような青さに満ちています。ワイキキビーチや北部沿岸のノースショアなど、景観に優れた海沿いの有名な土地が目白押しです。そのいずれもがワールドクラスのロケーションを誇っていて、海を目当てにした観光において、オアフは世界屈指の環境だと言えるでしょう。
また上述させていただいたダイヤモンドヘッドや、タンタラスの丘、マノア渓谷、ココヘッド、ワイメアの滝など、陸地の観光名所も数多く存在しているのもオアフ島の特徴。
さらにスカイダイビングやパラセーリングといった空のアクティビティも盛んに行われており、陸・海・空と三拍子そろった観光体験ができるのが、オアフ島の大きな魅力です。
世界有数のリゾート地
オアフ島を優れたリゾート地へと押し上げている要因の1つが、ハワイ諸島全域を包み込んだ温暖な気候です。ハワイは冬がない環境と言っても良く、最も寒くなる時期の1月でさえ平均最高気温が夏日としてカウントされる25℃にもなります。
避暑地ならぬ避寒地として、世界中から多くの人々がこぞってハワイへと足を延ばします。多い年では1,000万人近くの観光客が島を訪れるとも言われていて、それだけの数の旅客を受け入れるために、街はより一層のリゾート環境へと発展を遂げ続けているのです。
宿泊施設の数も質も世界屈指であり、オアフ島を訪れれば素晴らしいリゾート体験が約束されていると言ってもよいでしょう。
ショッピングやレストランもおすすめ
旅行において、ショッピングやグルメが一番の楽しみだという方も少なくないのではないでしょうか。リゾート環境の整ったオアフ島では、もちろんそのどちらも目一杯堪能することができてしまいます。
アラモアナ・センター、ロイヤル・ハワイアン・ショッピングセンター、ノースショアマーケットプレイスなど、世界的な知名度を誇る商業施設の数々が島内に存在します。いずれも充実した店舗ラインナップとなっており、ファッションからカルチャーまで、さまざまなジャンルのお買い物を網羅することができるでしょう。
それにとどまらず、オアフのショッピングセンターでは多彩なイベントも行われます。特に休日ともなるとお祭りムードが漂っていて、世界中の人々が集まるリゾート地ならではのきらびやかな空気を味わえること間違いなし。
もちろんグルメも充実しており、最近は日本でもすっかり定着したロコモコや、地元産のエビを使ったガーリックシュリンプはぜひ味わってみていただきたい一皿。ついつい食べ過ぎてしまうような美食の数々と出会えること請け合いです!
オアフ島はサーファーの聖地
オアフ島は誰からも愛されるような素晴らしい観光地ですが、そんなオアフをとりわけ愛してやまないのがサーファーたち。サーフィン愛好家たちにとってオアフ島は、一度は訪れてみたいと願ってやまない憧れの地。
世界に数えきれないほど存在する離島の中で、なぜオアフ島がサーファーたちからの高い人気を得ているのかについて、以下の項目で詳しく見ていきましょう。
サーフィンの楽しみ方
その前に、オアフがサーファーたちに人気の理由を知るためには、まずサーフィンについて大まかに知っておく必要があります。
サーフィンはサーフボードに乗ってその上に立ち、バランスを取りつつ波にボードを沿わせて滑っていくというもの。数あるマリンスポーツ、マリンアクティビティの中でも極めて知名度が高く、そのスマートさ、スタイリッシュさで人気を誇っていることは、ご存知の方も多いのではないでしょうか。
まずは、その楽しみ方をご紹介させていただきます。
サーフィンの魅力
サーフィンの魅力にはファッショナブルだという側面も間違いなくありますが、ここではアクティビティとしての純粋な魅力に着目してみましょう。
サーフィンが世界中で多くの人々に愛されている理由としては、シンプルさと奥深さを兼ね備えた競技性が挙げられます。板に立って波に乗るという行為はサーフィンという競技が確立される前からさまざまな国、地域で楽しまれてきたものであり、その歴史は非常に長いものです。
船がなくとも海上を楽しめる手軽さは、人類を深く魅了してやみません。それでいて競技として突き詰めていくとテクニックやスキルは多岐にわたり、東京オリンピックでは初めて正式種目として採用されています。
波に乗る初めての感覚
波というものは見た目以上の力を持っており、サーフボードを介して上に立ってみると、そのパワフルさに驚かされます。もちろん波の高さにもよりますが、大人の人間一人を乗せてもびくともせず、グイグイと波の上を滑走していく感覚はとても痛快。
スポーツやアクティビティにはたくさんの種類がありますが、サーフィンを経験した方はこの感覚は他では味わえないと口をそろえます。
自然と一体になれる
そもそも、サーフィンは波がなければ行えません。それも上に乗れる波ともなると、海に行ったからといって絶対に出会えるとは限らないのです。
サーファーたちは望みの大波が訪れるのを待ちながら、さざ波の間に身を浸しています。
アクティブなスポーツだと思われがちですが、大波を待つ間、サーファーは海という大自然と静かに向き合う、いわば瞑想のような時間を過ごします。そして来た大波を逃さずに乗りこなせたとき、サーファーは大きな達成感と爽快感に身を震わせるのです。
静と動の両面をあわせ持ち、自然を全身で感じることができるという点も、サーフィンの大きな魅力の1つだと言えるでしょう。
夢中で楽しめる
どんなに体力を付けて、技術を磨いても、波乗りの成否は波のタイミングや規模といった自然の気まぐれに左右されるもの。なかなか思うようにいかないからこそ、サーファーたちは時間の許す限り夢中で波を待ち、サーフィンという競技の奥深さに魅了されるのかもしれませんね。
そしてそれがオアフ島でのサーフィンともなれば、海の美しさは言うまでもありません。温暖で年中サーフィンを楽しめる上に、環境も極めて良好。ワイキキやノースショアといったサーフィンに適したスポットが数多く存在していて、それぞれの腕前に合った波が来やすい地点を選んでチャレンジすることができるのです。
好みの波とどうやって出会うかはサーファーたちにとって永遠の課題ですが、オアフ島はそんな悩みを解消してくれる土地。だからこそ多くのサーファーたちがオアフ島を訪れ、この地でのサーフィンに魅了されているのです。
オアフ島で人気のサーフスポット
それでは、オアフ島において人気の高いサーフスポットを順に見ていきましょう。美しさはもちろん、それぞれ異なる個性を持った素晴らしいスポットばかり。
サーファーたちをひき付けてやまない理由をご紹介させていただきます!
ワイキキビーチ
まず取り上げるのは、ハワイ諸島の観光スポットの中でも一、二を争う人気と知名度を誇るワイキキビーチ。ここは3kmもの長い距離にわたって延びたロングビーチで、実はワイキキビーチという1つのビーチがあるというよりは、複数のビーチエリアに分かれた土地であるのが特徴です。
西端はヒルトン・ハワイアン・ビレッジ・ワイキキ・ビーチ・リゾートがあるデューク・カハナモク・ビーチ。
東端はビーチサイドレストランのミッシェルズ・アット・コロニーサーフなどがあるアウトリガーカヌークラブ・ビーチと、おおよそ8つのエリアに分かれています。
スポットの特徴
ワイキキビーチが位置しているのはホノルルの中心地。アクセス性にも優れていることから、サーファーのみならず、観光客から地元住民まで、常にたくさんの人々がこのビーチへと足を運びます。
東側には超有名スポットの1つであるダイヤモンドヘッドの雄姿を望めるのも魅力であり、青い海と白い砂浜が織り成す鮮やかなコントラストは思わず嘆息してしまうほど。浅瀬のエリアが広く、海水浴に適している環境なのも見逃せないポイントです。
ワイキキにサーフィンに適した波が来るのは4月から9月にかけて。サーフポイントとしては比較的穏やかで優しい波が多く、初心者のサーフィン体験にも適したビーチとなっています。
ただし、初心者向けとは言っても、時には中級、上級者でも手こずるような大きい波が来ることもありますので、しっかりとした心構えで、無理はせずに挑むようにしましょう。
アクセス
上述の通り、ワイキキビーチがあるのはホノルルの中心部です。ホノルルの都市部からは徒歩、レンタカー、バスと、さまざまな手段で気軽にアクセスすることが可能となっています。
バスを利用する場合は、どの方面から向かう場合もクヒオ通りとカイウラニアベニューが交わる交差点で下車しましょう。そこから海の方向へと少し歩いていけば、すぐにワイキキビーチへと到着できます。
アラモアナ
オアフ島において、ワイキキビーチに次ぐ知名度を誇っているのがアラモアナビーチ。ワイキキビーチほどではありませんが、こちらも全長1kmと比較的長尺のビーチとなっています。
立地としてはワイキキビーチのすぐそばですが、観光地然としたワイキキビーチとはまた違って親しみやすいローカルなムード。どちらかと言えばホノルルに住む地元住民が海を楽しむビーチとしての役割が大きい印象ですが、もちろん観光客にも大人気のスポットとなっています。
スポットの特徴
ロングビーチであるため敷地にゆったりとした余裕があり、平日はのんびりとしたムードが流れ、週末は地元の方々がビーチパーティーを開いているのがこのビーチの日常風景。
海は岩礁の内側に位置している立地のおかげで、ビーチにはほとんど波が寄せてこず、ライフガードの常駐と併せた安全性の高さからファミリー層にも人気を博しています。
トイレ、シャワー、着替え用のロッカーはもちろん、売店や、ピクニック向きのエリアやテニスコート、ビーチバレーコートもあるのがうれしいところ。特に売店では朝食セットやプレートランチなどの充実した軽食が用意されていますので、ビーチパークでのお食事を楽しむのもおすすめです。
サーフポイントはテニスコーツ、バッグライト、ケワロと3ヶ所存在していて、いずれもかなりローカル色が強めかつ難しめ。挑戦するのはある程度サーフィン慣れしてからの方が無難かもしれません。
アクセス
ワイキキビーチのすぐ近くであり、こちらもレンタカー、公共交通機関ともにアクセス性は非常に良好です。公共交通機関のうち、ザ・バスを利用する際はアラモアナ・ブールバード付近のバス停で下車しましょう。
ワイキキトロリーを利用する場合は「アラモアナ・センター 海側」のバス停で降りれば、すぐにビーチへとアクセスすることができますよ。
ダイヤモンドヘッド・クリフス
次にご紹介するのは、ワイキキビーチからも見えているオアフ島のランドマーク、ダイヤモンドヘッドの直下に広がるダイヤモンドヘッド・クリフス。
海があるのはダイヤモンドヘッドの入口側で、ビーチは景勝地として人気を集めている観光スポットです。
ハワイが誇る名所であるダイヤモンドヘッドを間近に見られるそのロケーションは、オアフ島全域で見ても素晴らしい場所の1つに間違いなく数えられます。
スポットの特徴
ここを訪れるのはサーファーが多く、サーフポイントとしては非常にポピュラーなスポットであると言えるでしょう。
難易度としては初心者を卒業した方から中級者以上まで幅広く楽しめる程度で、初心者向けのワイキキビーチの次に訪れるサーフポイントとしておすすめ。ダイヤモンドヘッドから向かって左にはクリフス、右にはライトハウスというポイントがあり、クリフスが中級、ライトハウスが上級者向けといった印象です。
自分に合わせた難易度を選べるのが魅力となっていて、訪れやすさと併せて楽しみやすいサーフポイントとなっています。
アクセス
ダイヤモンドヘッド・クリフスへのアクセス手段は、主にレンタカーとバスの2種類です。
レンタカーでワイキキから向かう場合は、カラカウアアベニューをワイキキ水族館方向に進んだ後、ダイヤモンドヘッドロードを右に曲がりましょう。500mほど進んだところで分岐点を右に降り、その一帯に路上駐車できるスペースが設けられています。
スペースは広いため停めやすいのですが、注意したいのは車上荒らしが比較的多いスポットだという点。特にレンタカーで来た観光客が狙われやすいという面もありますので、絶対に車内に貴重品を残さないようにしましょう。
ワイキキからバスで行く場合は、カラカウア通りの海側から22番のバスに乗りましょう。ビーチロードの分岐点手前のバス停で降りれば、そこから海へと下っていくとビーチに到着できます。
バンザイ・パイプライン(エフカイビーチ)
4つ目に紹介させていただくバンザイ・パイプラインはオアフ島のみならず、世界で見ても有数の人気を誇るサーファーたちのメッカです。
ビーチとしての正式名称はエフカイビーチで、バンザイ・パイプラインというのはサーフポイントの名称。ここではワールドクラスの大波と出会うことができ、そのパワフルな景観には圧倒されること間違いないでしょう。サーフィン三大世界大会のうち、最もハイレベルなパイプマスターズが開催される地としても知られています。
スポットの特徴
バンザイ・パイプラインの波が最も勢いを増すのは、1月から3月にかけての冬の季節。人の背丈よりも圧倒的に高い波が絶え間なく押し寄せてきて、上級者サーファーが待ち望んだ環境が整います。
このポイントの波はチューブと呼ばれるトンネルのような形状を形成しやすいという特徴があり、爽快かつ幻想的な光景が織り成されます。
しかし、このポイントでのサーフィンは危険と隣り合わせ。岸に近い浅瀬が岩場のようになっていて、技術がなければボードを破損させてしまいかねません。さらに波を乗りこなせずにバランスを崩せば、岩に打ちつけられて大けがをしてしまう可能性も!
サーフィンをやっていれば、誰もがチャレンジしたいと思う聖地ですが、万全に腕を磨いてから挑んでください。
アクセス
ワイキキからノースショアにあるエフカイビーチに行く手段は、主にレンタカーかバスとなります。
高速道路のH1からH2、さらにカメハメハ・ハイウェイへと入り、道なりに進んでいくと左側にビーチが見えてくるでしょう。駐車場は無料のものがあり、利用しやすくなっています。
一方バスを利用する場合は、アラモアナセンターエヴァウィングの付近にあるカピオラニ通り+ピイコイ通りのバス停から、52番のバスに乗りましょう。カメハメハ・ハイウェイ+ロコエアプレイスのバス停で60番のバスに乗り換えた後、カメハメハ・ハイウェイ+ケヌイロードのバス停で降りれば、そこから徒歩2分となっています。
ハレイワ・アリイビーチ
北部沿岸(ノースショア)に位置するハレイワ・アリイビーチは、一般的にはウミガメと出会えるスポットとして人気を博しています。
ハワイが含まれるポリネシア文化圏において、ウミガメは海の守り神と考えられており、幸運を運んできてくれる生き物として愛されています。そのため、アリイビーチは地元住民にも大人気。
ウミガメが砂浜で日に当たっている姿を見られることもあり、観光に特化したビーチとはまた違った情緒を味わえるスポットです。
ただし、ウミガメに近付いて刺激するのは法律で禁じられていますので、そのことはしっかり気に留めておきましょうね。
スポットの特徴
さて、そんなアリイビーチもサーフィンが盛んに楽しまれているビーチの1つ。ノースショアは難易度の高い海が多く、上級者向けの印象がありますが、このアリイビーチはノースショアへの入門に最適。
ここで波に乗ることができれば他のスポットにも挑戦していける腕があると判断することができ、ノースショアの登竜門とも呼ばれています。
そんな環境ですので、ビーチがあるハレイワの町そのものがサーフィン色を前面に押し出しています。あちこちにオシャレな外観のサーフショップが点在していて、サーファーならそんなお店を巡ってみるのもおすすめですよ。
アクセス
ハレイワへと向かう際は、レンタカーかバスが主な手段となります。ワイキキからであればH1、H2、カメハメハ・ハイウェイという経路。ワイメア方向へと進んでからハレイワロードへと入り、さらに右折すれば到着できます。アリイビーチには駐車場が備えられているのがうれしい点で、レンタカー移動の場合はその恩恵にあずかることができるでしょう。
一方、バスを利用する場合はワイキキ市街から8番、23番のバスに乗りましょう。アラモアナ・センターで降り、ハレイワ行き52番のバスに乗り換え。あとはしばらくバスに揺られ、ハレイワビーチパーク前のバス停で下車すれば到着です。
ワイメア・ビーチ
オアフ島において高い人気を誇る景勝地の1つに、海外ドラマのロケ地として有名になったワイメア渓谷というスポットがあります。美しい滝があることでも有名なこの渓谷から、ワイメア川を通して水は海へ。その川の終着点にあるのが、次に紹介させていただくワイメア・ビーチです。
ワイメア・ビーチは夏と冬、それぞれのシーズンごとにまるで異なるムードになるのがユニークな点。夏の時期はビーチから望める海がとても穏やかで、入り江になった地形のおかげもあって、波がほとんどありません。
シュノーケリングなどのアクティビティを楽しむ人々の姿も見られ、地元住民の方々が思い思いにのびのびと過ごしている姿が印象的なスポットとなっています。
スポットの特徴
そんなワイメア・ビーチにサーファーの姿が増えるのは冬のこと。アラスカの南にあるアリューシャン列島の方向から、ビーチへと強い波が続々と押し寄せてくるのです。その高さは20mに及ぶことも多数!
思わず身が震えてしまうような高波ですが、サーファーにとっては理想的な環境で、冬場は腕利きのサーファーたちがこぞって腕試しをする姿を目にすることができます。
そんなサーファーたちの雄姿を目にしようと崖の上から眺めている見物客も多く見られ、独特のサーフィン環境が形成される面白いスポットなのです。
気軽にチャレンジ、とはなかなかいきませんが、自分の腕前に大いに自信があるという方は、機会があれば挑戦してみてもいいかもしれませんね。
アクセス
ワイキキからレンタカーでアクセスする場合は、H1フリーウェイ、H2フリーウェイと進んでカメハメハ・ハイウェイに入りましょう。ハレイワに到着したらバイパスの方向へと直進していくと、左手にワイメア・ビーチが見えてきます。そこから坂を下りるとビーチパークの入口があり、無料駐車場を利用することができますよ。
バスの場合はまずアラモアナ・センターを目指し、そこで52番のバスへと乗り換えましょう。ハレイワビーチパークの前で降車して、道路の反対へと渡って55番のバスに乗り換え。10分ほどの移動で、ワイメア・ビーチパーク前にたどり着くことができるでしょう。
マカプウビーチ
次にご紹介するマカプウビーチはこれまでに挙げてきた南部や北部沿岸とは違い、オアフ島の東部に位置しているビーチです。マカプウ岬に連なった立地をしており、展望台から望めるロケーションはまさに美景。
ビーチの左側にはラビットアイランドとタートルアイランドと呼ばれる2つの島影を見ることができ、青い海の先に島々が見える景観はとても趣深いものです。
また右側にはマカプウ灯台を見ることができ、オアフの海辺の美しさをじっくりと味わえる穴場スポットとして、静かな人気を得ています。
スポットの特徴
マカプウビーチの海は波が強いことで知られていますが、サーフィンを楽しむのであれば波の強さはもちろん大きなメリットになります。
頭上から降りかかってくるような波に出くわすこともありますが、海底が岩でなく砂地になっているため、ある程度の安全性は確保されているのがうれしい点です。もちろん大波に乗るにはしっかりとした腕前は求められますが、景観の良さと併せておすすめ度は高めのスポットとなっています。
また、ここではサーフィンだけでなくボディボードを楽しんでいる方が多いのも特徴。ボディボードはサーフィンに比べると簡単で、安全性も高いマリンアクティビティですので、こちらにチャレンジしてみるのも面白いかもしれませんね。
アクセス
レンタカーとバス、いずれの手段でもワイキキから向かうことが可能です。
レンタカーに乗っていく場合、カラカウア通りを通過して、モンサラットアベニュー、ダイヤモンドヘッドロード、18thアベニュー、キラウエアアベニューと進みましょう。カラニアナオレハイウェイに入ったら東の方向へ。ハワイカイ、ハナウマベイを通過して、マカプウポイントの展望台を目印に下り坂へと降りていけば、ビーチの駐車場へと到着できるでしょう。
バス利用の場合は、カラカウア通り海側から22番、もしくはクヒオ通り海側から23番に乗車しましょう。あとは終点のシーライフパークで降りれば目の前がマカプウビーチですので、乗り継ぎの必要もなく、アクセスがわかりやすいビーチとなっています。
サンセットビーチ
最後にご紹介させていただくサンセットビーチは、オアフ北部沿岸(ノースショア)で一番の知名度を誇るビーチです。
このビーチ周辺には遮蔽物がなく、名称にサンセットと付いている通り、夕日の美しさに定評があります。もちろん夕方以外の時間帯でもロケーションが素晴らしく、通年で多くの観光客が訪れるスポットとなっています。
季節によって海は表情を変えますが、海水浴シーズンの夏場は海面も非常に穏やか。青く美しい海と白い砂浜、さんさんと降り注ぐ南国の太陽を堪能しつつ、最高の海水浴を楽しむことができるでしょう。
スポットの特徴
そして他のノースショアのビーチ同様、サンセットビーチは冬になると絶好のサーフポイントへと様変わりします。
冬の時期になると北方から強い波が到来するため、夏の穏やかな海からは一転、危険な海が牙をむくのです。もちろん、高波はサーファーにとっては好ましいもの。景観も波質もよく、シーズンになると大混雑する屈指の人気サーフポイントとなっています。
11月から2月ごろにはサーフィンのワールドカップが開催されるなど、数多くの世界大会の会場となるのもサンセットビーチの特徴。
サーフィンをたしなむのであれば、一度は足を運んでみたいスポットと言えるでしょう。
アクセス
サンセットビーチがあるのはワイメア・ビーチの少し先。
レンタカー移動であれば途中までは同じルートを進み、ワイメア・ビーチからさらに3kmほど進めばサンセットビーチにたどり着けます。
バスもハレイワビーチパークの前で55番に乗り換えるまでは同様で、そこから20分ほど進むとサンセットビーチの目の前にバス停がありますので、降車すれば到着です。
オアフ島で行われるサーフィンの3大世界大会
ビーチをご紹介させていただいた中にもあったように、オアフ島ではサーフィンの世界大会がいくつも行われています。その中でも特に規模が大きいのが、リーフ・ハワイアン・プロ、ヴァンズ・ワールドカップ、パイプマスターズの3つ。
3つの大会はトリプルクラウンと呼ばれ、賞金総額はなんと100万ドル。これらを制覇するのはサーファーにとって最高の誉れだとされています。
ぜひ出場を目指しましょう!……と気軽に言えるレベルの大会ではありませんが、世界最高レベルのサーファーたちを見られる世界三大大会はサーファーでなくとも必見。
順にご紹介させていただきますので、ご覧ください。
リーフ・ハワイアン・プロ(ハレイワビーチ)
トリプルクラウンの第1戦は、ハレイワビーチで開催されるリーフ・ハワイアン・プロ。
サーファーたちはシーズンを通してさまざまな大会に出場し、順位ごとに定められたポイントを稼いで競い合いますが、この大会に勝つと最高ポイントを獲得することができます。
大会の特徴
大会の時期のハレイワビーチの波は、冬場としては中規模なことが多いのが特徴。その分魅せるリップアクションの精度が問われ、プロたちがテクニカルな技を繰り出す姿を見ることができます。
もちろん力強い大波が押し寄せるケースもあり、状況への対応力も問われる大会となっています。
開催時期・開催場所について
開催時期は11月12日から24日にかけて。
場所はハレイワビーチの西側にあたる、アーリィビーチとなっています。
ヴァンズ・ワールドカップ(サンセットビーチ)
トリプルクラウンの2戦目にあたるのが、サンセットビーチで行われるヴァンズ・ワールドカップ。
この時期のサンセットビーチへは大波が押し寄せているため、3連戦の中でも一番のビッグウェーブを見られる可能性が高くなっています。
大会の特徴
ワールドカップの名に相応しく、こちらの大会もリーフ・ハワイアン・プロと同様の最高ポイントが獲得できるのが特徴。最も難しく、最も楽しい波と出会えるのがヴァンズ・ワールドカップだと評する選手も少なくありません。
もちろん、この大会に出られるような世界のトップ選手たちだからこそ言えることではあるのでしょうが、観戦する側からすれば難しいほど見応えがあって楽しいもの。
大盛り上がり間違いなしの、非常に見ごたえのある大会となっています。
開催時期・開催場所について
開催時期は11月25日から12月6日にかけて。
サンセットビーチが開催場所となっています。
パイプマスターズ(エフカイビーチ)
トリプルクラウンの最後を締めくくるのが、上でもご紹介させていただいたパイプマスターズ。
世界一のサーフポイントとの呼び声も高いパイプラインで行われるパイプマスターズには、世界中のサーファーとサーフィンファンたちの熱視線が注がれます。
大会の特徴
この大会に出場できるのは、世界でも限られたトップサーファーのみ。前年度のWSL(世界サーフィンリーグ)チャンピオンシップツアーランキングを参考に、そこから上位選手が22人。その下に位置するWSL QSランキングから上位10名。そしてさらに2名のワイルドカードが含まれて、合計34人が競い合うチャンピオンシップツアーの最終戦となっています。
この大会の優勝者こそ、名実ともにその年の世界チャンピオンとしての栄冠を手にすることができます。
白熱すること間違いなしの戦いを見れば、きっと最高の興奮を味わえるはずです。
開催時期・開催場所について
この大会は12月の8日から20日にかけて、パイプラインにおいて開催されています。
しかし観戦者を含め、人が多く集う大会であることから、新型コロナウイルスが流行している昨年は違う形での開催となりました。選手たちが動画を投稿し、その内容によって勝敗を決める初のオンライン大会となったのです。それ自体は革新的で面白い試みでしたが、従来のような大会は開かれなかったということ。
今年以降の大会もどのような開催になるかは不透明ですので、もし観戦に行こうと思われている場合は、事前に開催スケジュールをしっかりと確認してから訪れましょう!
サーフィンを楽しめるおすすめのツアー
最後に、サーフィンを楽しむのにピッタリな現地ツアー3選をご紹介させていただきます。
ツアー参加すれば、旅行に伴うさまざまな手間を軽減して、サーフィンに没頭できること間違いなし。
簡単なツアー内容のご紹介と、詳細情報へのリンクを併記してありますので、ぜひ参考にしてくださいね!
本場ノースショアでサーフィンレッスン
こちらのツアーはサーフィンが盛んなノースショアでのサーフィン体験を楽しめます。
難易度設定が幅広いのがうれしい点で、初心者の方向けには波の低い入り江でのレッスン、上級者の方には人気のサーフポイント巡りと、腕前に合わせたツアー構成が魅力。
それぞれの腕前ごとにインストラクターが指導をしてくれますので、今よりもワンランク上の腕前を目指すことができますよ。
サーフィン体験 地元サーファーから学ぶ
こちらのツアーは開始時間を6時、10時、14時の3つから選ぶことができ、旅行プランに自由に組み入れやすいのが大きな特徴。
ハワイ州公認の資格を持った地元サーファーがインストラクターとして帯同してくれて、しっかりとサーフィンの技術を磨かせてくれるツアーとなっています。
現地の環境を知り尽くしたサーファーからの指導はわかりやすいと評判で、上達できること請け合いです!
サーフィン/スタンドアップパドルレッスンから選べる
ワイキキビーチ 波乗り体験!
大人気のワイキキビーチで、サーフィンかスタンドアップパドルボードを楽しむことができるのがこちらのツアー。
サーフィンは上で細かくご紹介してきましたが、スタンドアップパドルボード、略してSUPもハワイにおける大人気アクティビティの1つ。
フォトジェニックな体験ができますので、ぜひワイキキビーチの環境を堪能してみてください!
まとめ
今回はオアフ島でのサーフィンについてご紹介してきましたが、いかがでしたか?
サーフィンは専門性の高いアクティビティだと思われがちですが、実際はスポットごとに難易度が分かれていて、場所を選べば初心者でもゆっくりと慣れていくことができます。
オアフ島への旅行をきっかけに、サーフィンに挑戦されてみてはいかがでしょうか。